看護師の過去問
第110回
午前 問25

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問題

看護師国家試験 第110回 午前 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

成人の心肺蘇生時の胸骨圧迫の深さの目安はどれか。
  • 2cm
  • 5cm
  • 8cm
  • 11cm

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この過去問の解説 (3件)

01

 1.2cm

 2cmでは圧迫が浅く、不十分です。補助換気の効果は得られません。

 

 2.5cm

 心肺蘇生法における胸骨圧迫の方法では、胸部の真ん中が5cm沈むまで圧迫します。

 心肺停止状態を確認したら、すぐに胸部圧迫を開始します。胸の中央に手のひらの付け根(手掌基部)を当て、その上にもう片方の手を重ねます。1分間に100回のリズムで、手掌基部全体で圧を掛けます。

 3.8cm

 胸部を圧迫しすぎることで、胸骨骨折による内蔵損傷などのリスクが生じます。

 4.11cm

 強く圧迫しすぎです。

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02

正解は2です。

日本蘇生協議会(JRC)による心肺蘇生法における胸骨圧迫の方法では、
5cm沈むように圧迫するが、6cmを超えないようにすると明記されています。

1 .2cmでは心臓の循環を保つことはできず、補助換気の効果は十分得られません。
2 .5cmは、JRCの定める適切な圧迫の深さです。
3 .8cmは圧迫しすぎです。内臓の圧迫による臓器損傷のリスクがあります。
4 .11cmは、人の手では圧迫しきれない深さです。

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03

正解は2です。

心肺蘇生法の中の胸骨圧迫(心臓マッサージ)は呼吸の確認などを行い、心停止と判断したら直ぐに開始します。

圧迫する箇所は胸の真ん中、左右の乳頭を結ぶ中心周辺です。胸骨の下側になります。

圧迫部位に掌の付け根(手掌基部)をあて、その上にもう片方の手を重ねます。

肘は曲げず、患者さんの体と腕が垂直になるような姿勢で圧迫します。

圧迫するときは手の全体ではなく、手掌基部で圧迫します。

圧迫の強さは胸部が5センチ程度沈むように、1分間に100回程度の速さで圧迫を繰り返します。

圧迫が浅いと効果的な圧迫が出来ず、心臓に刺激が届きません。逆に深すぎると内部臓器の損傷や胸骨の骨折のリスクが高まります。

1.浅いです。

2.適切です。

3.深いです。

4.深いです。

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