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看護師の過去問 第110回 午前 問28

問題

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成人の敗血症( sepsis )について正しいのはどれか。
   1 .
徐脈となる。
   2 .
高血圧となる。
   3 .
血管透過性が低下する。
   4 .
全身炎症性反応を認める。
( 看護師国家試験 第110回 午前 問28 )
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この過去問の解説 (3件)

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 1.徐脈となる。

 感染症が起こっているときは頻脈になります。

 2.高血圧となる。

 感染症によるショック状態では、低血圧となります。

 敗血症の初期では、ウォームショックという特徴的な症状があります。これは、低血圧の状態なのに、体温が比較的維持されていることを指します。数時間のうちにコールドショック(低血圧、低体温)へ移行し、危険な状態となります。

 3.血管透過性が低下する。

 感染症によって、炎症性サイトカインが放出されます。これらが、血管内壁を損傷することで、血管透過性は亢進します。血管内の水分が間質へ奪われるため、血圧が低下します。

 4.全身炎症性反応を認める。

 敗血症とは、全身で感染が起こって、生命機能の維持が難しくなった状態のことです。全身で炎症性反応が起こります。

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正解は4です。

成人の敗血症( sepsis )とは、細菌や感染症に対して身体の抵抗機能を発揮する中で生じる、全身・多臓器機能障害のことを指します。

多臓器の機能不全によりショック状態に陥りやすく、生命の危機に関わります。

1 .生命機能を維持するために、一般的に頻脈を呈します。
2 .敗血症初期にはウォームショックという、体温は比較的維持されているが血圧は低くなる状態があります。
3 .血管透過性は亢進します。これにより血管内の水分保持ができず血圧が低下します。
4 .敗血症の多臓器不全に陥る原因が、全身炎症性反応によるものです。

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正解は4です。

敗血症とは感染症をきっかけに色々な臓器の機能不全が起こる病態で、重症化すると4人1人がなくなると言われます。

症状としては、体温の異常な上昇や低下 心拍数の上昇 呼吸数増加 白血球の異常な増加や減少などがあります。

1.誤りです。

敗血症では血管の透過性亢進や発熱により脱水状態に陥ることが多く心拍数は上昇します。

2.誤りです。

重篤な症状にあると「敗血症ショック」となります。

敗血症ショックの初期症状として四肢が温かく、血圧が低下することがあります。

適切な輸液や治療を行っても、低血圧が持続すると敗血症ショックと言われます。

3.誤りです。

敗血症では血管透過性亢進や末梢血管拡張をおこし、血液分布異常性ショックを起こすことがあります。

4.正解です。

敗血症とは感染に起因する全身性の炎症反応です。炎症反応が全身で起こることにより臓器に重大な障害が起こり重篤化します。

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