看護師の過去問
第110回
午前 問29
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問題
看護師国家試験 第110回 午前 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するにあたり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならないことを定めているのはどれか。
- 医療法
- 健康保険法
- 地域保健法
- 個人情報の保護に関する法律
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この過去問の解説 (3件)
01
◯ 1.医療法
医療法では、「医師、歯科医師、薬剤師、看護師、その他医療の担い手は、医療を提供するにあたり、医療を受けるものの理解を得るよう務めなければならない」と定めています。
✕ 2.健康保険法
健康保険法は、労働者や被扶養者の疾病や負傷、死亡、出産に関する医療保険級について定めた法律です。
✕ 3.地域保健法
地域保健対策に関する基本指針や、保健所の設置などについて規定された法律です。
✕ 4.個人情報の保護に関する法律
個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利を保護することを目的とした法律です。
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02
正解は1です。
医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するにあたり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない、と定めている法は「医療法」になります。
1 .医療法は、医療を受ける者による医療に関する適切な選択を支援するため、また、医療機能の分担及び業務の連携を推進するために必要な事項を定めています。
2 .健康保険法は、労働者や被扶養者の業務災害以外の疾病、負傷、死亡や出産に関する医療保険給付などについて定めた法律です。
3 .地域保健法は、地域保健対策の推進に関する基本指針、保健所の設置その他地域保健対策の推進に関し基本となる事項を定める法律です。
4 .個人情報の保護に関する法律は、個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とした法律です。
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03
正解は1です。
1.医療法とは病院、診療所、助産所の開設や管理、施設基準や医療人に関する規則などを定める法律です。また、医療をうける人の利益を保護し、良質で安全な医療の提供体制を整えることで国民の健康保持に寄与することを目的としています。
医師や看護師、薬剤師などの医療者は医療を受ける人に対し十分な説明を行い、同意を得る必要があります。
2.健康保険法とは労働者とその被保険者の病気やけがに見舞われた場合などに関する保険給付について定めた法律です。出産や死亡に関する医療給付等も含みます。
3.地域保健法とは地域保健対策の推進に関する基本指針を定めることにより地域において対策が総合的に促進され、地域住民の健康の保持や増進を目的とし制定されました。
保健所の設置は地域保健法にて定められています。
4.個人情報の保護に関する法律は通称、個人情報保護法ともいわれます。
個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とした個人情報の取扱いに関する法律です。
看護師は患者の個人情報を多数有しているため、データの収集や保管、目的などを患者本人へ説明し必ず同意を得る必要があります。また、個人情報の取り扱いには十分注意する必要があります。
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