看護師の過去問
第110回
午前 問32

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問題

看護師国家試験 第110回 午前 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

看護過程における情報収集で適切なのはどれか。
  • 既往歴は情報に含めない。
  • 看護計画立案後も情報収集を継続する。
  • 看護問題を特定してから情報収集を開始する。
  • 不安の内容はclosed question<閉じた質問>で情報収集する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

看護過程とは、看護ケアやニーズがある対象者に正確・適切な援助を行うためにどのような看護計画、看護介入が望ましいかを考え、系統的に情報分析していく過程を指します。

1 .既往歴は情報に含めます。いくつかの既往歴があれば、その既往による後遺症やリスクなどからアセスメントし、プランへとつながる可能性を秘めています。
2 .看護計画立案後も情報収集を継続します。状態変化時には、その状態に応じた看護計画を立案、変更していきます。
3 . 情報収集を入念に行った上で、アセスメントを行い看護問題を特定します。
4 .不安の内容は、イエス/ノーでは回答・表出できない場合が多いです。よってオープンクエスチョンで聴取することが望ましいです。

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02

正解は2です。

看護過程とは情報収集やアセスメントから問題を明確にし、問題解決のためのプロセスをいいます。様々な問題を解決に導くための支援をする方法です。

プロセスの中にはアセスメント、診断、計画、実施、評価の5つがあります。

そしてアセスメントをするためには患者さんに対する情報収集が必要になります。

1.誤りです。

既往歴はアセスメントをするうえで重要な情報になります。

既往歴によって注意する点や観察する点が変わることもあるので、必ず既往歴は聞いておく必要があります。

2.看護計画を立案した後も、病気の進行や状態次第では新たな看護計画の立案が必要になってくることが多々あります。現在の状態に合わせて看護計画の変更や立案をできるように、常に情報収集は必要です。

3。誤りです。

看護計画は情報収集をしたうえで立案します。

患者さんの状態や病態に合わせ個人個人に合った看護計画を立案し、援助していくことが望ましいです。

4.誤りです。

不安の表出はしにくいものです。患者さんや患者家族が不安を表出しやすいように援助することが重要です。「はい」「いいえ」のみでなく、患者さんや家族の言葉で感情や気持ちの表出ができるように声掛けの工夫や質問をします。

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03

 1.既往歴は情報に含めない。

 看護過程における患者分析において、既往歴は重要な情報です。

 2.看護計画立案後も情報収集を継続する。

 看護計画立案後も、情報収集を継続します。状態の変化に応じて、看護計画を見直し、適切な援助を行っていくために重要です。

 

 3.看護問題を特定してから情報収集を開始する。

 入念な情報収集をもとにアセスメントを行い、看護問題を特定します。

 4.不安の内容はclsed question<閉じた質問>で情報収集する。

 closed question<閉じた質問>とは、yes/noで答えられる質問のことです。不安の内容は、オープンクエスチョンで徴収することが望ましいです。

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