看護師の過去問
第110回
午前 問55
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問題
看護師国家試験 第110回 午前 問55 (訂正依頼・報告はこちら)
子どもの遊びで正しいのはどれか。
- 身体機能の発達を促す。
- 1歳でごっこ遊びが多くみられる。
- 感覚遊びは8歳ころからみられるようになる。
- テレビの長時間視聴は乳児の言語発達を促す。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1「身体機能の発達を促す」です。
小児の生活には遊びが必要であり、身体発育や情緒、社会性の発達を促す意味を持っています。
遊びには心身の発達からみた遊びと社会関係からみた遊びがあります。
心身の発達からみた遊び
感覚遊び・・・生後1か月~2歳頃まで続く
感覚を働かせ、楽しみを呼び起こしたり、自分で動かしたりする
ガラガラ・オルゴール・いないいないばー・ラッパ
運動遊び・・・乳児期~学童期
手足や身体の運動が楽しみをもたらす遊び。
手遊び・滑り台・鬼ごっこ・ブランコ・三輪車・押し車
ごっこ遊び・・2~5歳頃
周囲の様々な生活や自然をまねることによって楽しむ遊び
お店屋さんごっこ・ままごと・電車ごっこ
受容遊び・・・1~3歳頃
絵本やテレビを見たり、お話を聞いたりと受け身になって受け取る遊び
絵本・テレビ・お話
構成遊び・・・1歳~学童期
色々なものを組み立てたり、作り出すことに楽しみを感じる遊び
積み木・粘土・折り紙・絵を描く
社会関係からみた遊び
一人遊び・・・3か月~3歳
他と関係なく遊び、他の子がいても周囲には無関心
傍観遊び・・・2~3歳
他児の遊びに関心を持ち、言葉をかけたりじっと見たりするが遊びに加わらない
並行遊び・・・2歳頃
同じ場所で他児と同じような行動をするが、お互い関係なくばらばらに遊ぶ
連合遊び・・・幼児期
他児と一緒に遊ぶが、遊びの役割がはっきりしていない。
共同遊び・・・幼児期終わり~思春期
ルールや役割を決め、共通の目的を持って遊ぶ
1.上記のことから正解です。
2.ごっこ遊びは2~5歳頃にみられる遊びです。
3.感覚遊びは生後1か月から2歳頃までみられる遊びです。
4.乳児の言語発達に大切なのは人との関わりです。テレビのような一方的な情報や音声の発信ばかりが増えても言語の発達にはつながりません。
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02
正解は1です。
1.子どもの遊びは身体機能はもちろんのこと、思考、記憶力、コミュニケーション能力など、心身の発達には不可欠なものです。
遊ぶことにより走る、飛び跳ねるなどの機能が育ちます。また、他者との遊びの中でコミュニケーション能力や思考力、危険予知力なども育ち様々なことができるようになっていきます。
2.ごっこ遊びは一般的には2歳ごろより始まると言われています。
4~5歳でピークとなり学童期より減少していきます。
想像力をはぐくみ、成長にかかせない遊びだといわれます。
1歳ごろには「ごっこ遊び」の前段階である「再現遊び」や「世話遊び」が始まります。
3.感覚遊びは生後1か月~2歳ごろまでに見られる遊びです。
視覚や感覚、触覚を使って遊びます。
音のなるおもちゃを見たり、ママの声を聞く、手やおもちゃを舐めるなどがあります。
4.2歳以下の子どもへはテレビやビデオを長時間見せないようにしましょう。
内容や見方は関係なく、長時間の視聴は言語発達の遅れの危険性が高まると言われています。
テレビの長時間の視聴により親子間の会話の減少も影響しています。
長時間見るのではなく、見たらテレビを消すなどの工夫をし、テレビを見る場合は子どもだけで見ず、一緒に歌ったり会話をしながら見ることを推奨されています。
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03
正解: 1. 身体機能の発達を促す。
子どもの遊びは、成長するのに必要不可欠なものです。
体を様々に使って遊ぶため、体力の向上だけではなく、身体機能を発達させることが出来ます。
また、ルールを守って遊ぶことで社会性を身につけたり、コミュニケーション能力を向上させることが出来ます。
その他にも、創造性や自立性を養うことが出来ます。
2. →ごっこ遊びは、言葉を覚え、イメージ力が発達し始める2〜3歳頃から始まります。
3. →感覚遊びは、生後1ヶ月〜みられ、視覚・聴覚・触覚を使って遊びます。
4. →テレビの長時間視聴は、子どもの言語発達を遅らせてしまう恐れがあります。テレビの長時間視聴は避け、親や兄弟との関わりが重要です。
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