看護師の過去問
第110回
午前 問104

正解: 3. 感覚鈍麻の有無は患肢の手指を触れて観察する。

感覚鈍麻は、ギプスの圧迫による上肢の神経障害から生じます。

そのため、手指の疼痛・しびれ・知覚鈍麻・運動障害の有無を観察します。

1. →ギプス固定による循環障害を観察する際は、ギプス装着部位より末梢の皮膚や爪の色を観察します。

2. →患肢の観察は、ギプス固定後12〜24時間は頻回に観察する必要があります。

創部が腫脹や浮腫を起こして、ギプス内で圧迫が増強し、循環障害や神経障害を起こしやすくなります。

4. →冷感は、循環障害の有無を観察するために行います。

そのため、ギプス装着部位より末梢の皮膚や爪の性状を観察します。

正解は３です。

肩の皮膚色ではなく爪を圧迫し血流を確認します。
ギプス固定から12〜24時間は頻繁に患肢を確認する必要があります。
痛み、しびれ患者などの異常知覚や手足の指の動きや血流で感覚鈍麻の確認をします。
冷感は指先で確認するようにしましょう。

正解は3です。

固定された器具の圧迫によって、手先の末梢神経障害や循環障害が出現しやすいため、手先の観察します。ギプスに手を入れることは圧迫位置が変わる可能性があるため行いません。