看護師の過去問 第110回 午後 問175

正解は３です。

１．吸啜反射とは、口の中に指を入れると規則的に吸いつく反射です。

　　出生時から生後5～6ヵ月で見られます。

２．Moro＜モロー＞反射とは、背臥位の子どもの頭を15cmほど持ち上げ落下させると，両上肢が伸展外転し続いて内転が起こる反射です。何かにしがみつくような動作です。

　　出生時から5～6ヵ月で見られます。

３．Landau＜ランドー＞反射とは、乳児の腹部を手掌で支えて水平にすると頭を上げ体幹と下肢を伸展し、頭を前屈すると体幹と下肢が屈曲する反射です。

　　3ヵ月から1～2歳で見られます。

４．探索＜ルーティング＞反射とは、新生児を背臥位にし口唇の周りを刺激する（触れる）と、刺激の方向に口を開いて頭部を向ける反射です。

　　出生時から生後5～6ヵ月で見られます。

正解: 3. Landau＜ランドー＞反射

Landau＜ランドー＞反射は、水平腹臥位に抱えると、頸部を後屈し、頭部を挙上させ、体幹や下肢が伸展します。この状態で頸部を前屈させると、体幹や下肢が屈曲する反射です。

生後3ヶ月〜2歳頃までみられます。

1. →吸啜反射は、原始反射の一つで、口に指などを咥えると舌を動かして吸啜する反射です。

生後4〜7ヶ月頃に消失します。

2. →Moro＜モロー＞反射は、原始反射の一つで、仰臥位で頭を持ち上げた状態から支えを外すと、両上肢が外転・伸展した後に抱きつくような動作をする反射です。

生後3〜4ヶ月頃に消失します。

4. →探索＜ルーティング＞反射は、原始反射の一つで、口唇周囲を撫でるとそれを探索するようにその方向に頭を向ける反射です。

生後4ヶ月頃に消失します。

正解 3 .Landau＜ランドー＞反射

3か月～6か月以降から2歳ころまでみられます。

以下は2～4か月には消失する原始反射です。

1 .吸啜反射

口の周りに来たら、とりあえず吸います。 原始反射のひとつです。

2 .Moro＜モロー＞反射

驚くとパッと両手が開きます。原始反射のひとつです。

4 .探索＜ルーティング＞反射

口唇をふれると口で捕まえようとする動きます。原始反射のひとつです。