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看護師の過去問 第110回 午後 問212

問題

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Aさん( 64歳、女性、主婦)は、50歳で高血圧症( hypertension )と診断され、降圧薬を服用している。栄養指導を受け、食事療法も実施している。趣味はサイクリングと海外旅行である。数か月前からサイクリング中に息苦しさやめまいを感じるようになったため、かかりつけ医から紹介された病院を受診した。外来受診時のバイタルサインは、体温36.8℃、呼吸数24/分、脈拍40/分、血圧96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>98%( room air )。

検査の結果、Aさんは完全房室ブロック( complete atrioventricular block )と診断された。
今後、Aさんに起こりやすいのはどれか。
   1 .
脳虚血
   2 .
肺塞栓症( pulmonary embolism )
   3 .
不安定狭心症( unstable angina )
   4 .
心タンポナーデ( cardiac tamponade )
( 看護師国家試験 第110回 午後 問212 )
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この過去問の解説 (3件)

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正解は1です。

1.脳虚血とは脳へ行く血液が一時的に減少することにより気が遠くなったり、気を失ったりすることをいいます。

Aさんは完全房室ブロックにより徐脈になっています。そのため、脳への血流量が減少するため脳虚血を起こしやすくなります。

完全房室ブロックでは一過性の心停止によるアダムス・ストークス発作やめまいや失神などの症状を起こすことが多いです。

2.肺塞栓症とは肺の動脈に血栓が詰まってしまう病気です。

主に深部静脈血栓症が原因によって起こる病気です。

3.冠動脈が詰まりかけて、心筋に十分な血液が行き届かず酸素不足になる病気を「狭心症」といいますが、その中でも心筋梗塞の危険性が高い狭心症のことを「不安定狭心症」といいます。

狭心症の発作の回数が増え、軽度の労作でも狭心症発作が起きる状態です。

完全房室細動は原因とはなりません。

4.心タンポナーデとは心臓を覆う心嚢内に大量の体液が貯留してしまい、心臓の働きが制限されてしまう病気です。

発症すると心拍出量が減少してショック状態となります。

原因としては交通事故で胸部を強打したり、胸を刺されて出血するなど外傷性の出血や急性心筋梗塞の合併症の「心破裂」などがあります。

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「1」が正解です。


完全房室ブロックにより、不整脈が生じることで心拍出量の急激な低下と、それにともなう脳血流減少によりめまい,意識消失(失神),痙攣などの脳虚血症状が生じることがあります。

0

正解は1です。

完全房室ブロックは心臓内の電気回路の一部である房室結節が機能不全を起こし、心臓の電気活動が心室に伝わらなくなるため、脈拍が遅くなり、脳虚血によるめまい、失神、呼吸困難がおこりやすくなります。

肺塞栓症はエコノミークラス症候群とも言われ、長時間座ったままの状態で血栓が起こりやすくなります。

不安定狭心症や心タンポナーデは自覚症状として胸部圧迫感を強く感じることが多いです。

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