看護師の過去問 第111回 午前 問40
この過去問の解説 (3件)
正解1
解説
口腔ケアは口腔内を清潔にすることで齲歯や歯周病予防の他、肺炎予防を目的に行うケアです。全介助が必要な臥床患者に行う場合は、誤嚥に注意するため歯ブラシやスポンジブラシの水分は絞っておきます
2.頸部を後屈した体位は誤嚥を誘発するので、まくらなどで前屈にして行います。
3.終了後は口腔内に保湿ジェルなどを塗布して乾燥を防ぎます。口腔粘膜が乾燥すると口臭や粘
膜損傷の可能性があります。
4.舌苔が付着している場合は、数回に分けて除去します。強くこすると舌の損傷を招きます。
全介助が必要な、臥床患者の口腔ケアは、誤嚥をしないよう注意しながら、
安全に汚れを取り除くことが大切になります。
スポンジブラシの水は、水を含ませた後は絞って使用します。
水が多く含まれると、水を誤嚥する恐れがあるためです。
頸部を後屈すると、気道が広がり、誤嚥のリスクが高くなります。
顎を引いた前屈位で行いましょう。
口腔内の乾燥は、口腔粘膜が損傷し、出血のリスクが高まり、口腔内の汚染も強くなります。
終了後は、口腔ジェルなどを使用し、適度な湿潤状態を保つようにします。
舌苔は、強くこすると、粘膜の損傷や出血などを引き起こしてしまいます。
優しく取り除き、決して無理をしないようにしましょう。
正解は1です。
1:スポンジブラシの水によって誤嚥のリスクもあるため、絞ってからケアを行ったほうがいいです。よって、正解です。
2:頸部を後屈すると、唾液などによる誤嚥のリスクもあるため頭部は軽度挙上し前屈位にしたほうがいいので、不正解になります。
3:口腔内の乾燥は、口腔内を傷つけたりしてしまうこともあるため湿らせておいたおうがいいです。よって、不正解になります。
4:強くこするころで、舌が傷ついてしまうこともあるため、ケアを行う際は優しく行います。よって、不正解になります。
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