看護師の過去問
第111回
午前 問78

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問題

看護師国家試験 第111回 午前 問78 (訂正依頼・報告はこちら)

眼の遠近調節を行う筋はどれか。
  • 下斜筋
  • 下直筋
  • 毛様体筋
  • 上眼瞼挙筋
  • 瞳孔括約筋

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この過去問の解説 (3件)

01

ここでは、視覚器に関連する筋について、

理解する必要があります。

選択肢1. 下斜筋

「下斜筋」とは、

眼球を動かす「外眼筋」の一部です。

外眼筋は、4つの直筋(上直筋、下直筋、内直筋、外直筋)と、

2つの斜筋(上斜筋、下斜筋)から成り立っており、

連動して眼球を動かしています。

「下斜筋」は眼球の下側に位置しており、

眼球の上転・外転・外旋に作用しています。

目の遠近調節は行っていないため、該当しません。

選択肢2. 下直筋

「下直筋」とは、

眼球を動かす「外眼筋」の一部です。

外眼筋は、4つの直筋(上直筋、下直筋、内直筋、外直筋)と、

2つの斜筋(上斜筋、下斜筋)から成り立っており、

連動して眼球を動かしています。

「下直筋」は、眼球の下側に位置しており、

眼球の下転・内転・外旋に作用しています。

目の遠近調節は行っていないため、該当しません。

選択肢3. 毛様体筋

「毛様体筋」とは、

眼球内にある「内眼筋」で、

水晶体に付着している筋です。

毛様体筋の収縮・弛緩により、

水晶体の厚さが変化し、遠近調節を行っています。

よって、該当します。

選択肢4. 上眼瞼挙筋

「上眼瞼挙筋」とは、

眼瞼を動かす筋の一部です。

眼瞼の開閉を行う筋は3種類あり、

閉眼を行う「眼輪筋」、開眼を行う「上眼瞼挙筋」「瞼板筋」、

の3種類があります。

よって、「上眼瞼挙筋」は瞼の開閉に関わる筋で、

遠近調整は行っていないため、該当しません。

選択肢5. 瞳孔括約筋

「瞳孔括約筋」とは、

瞳孔の「散瞳」と「縮瞳」を行っている筋です。

瞳孔は、瞳孔径を変えることで、

眼内に入る光の量を調整しています。

瞳孔径を調整する筋には、「瞳孔括約筋」と「瞳孔散大筋」があります。

遠近調節は行っていないため、該当しません。

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02

眼の筋について一つ一つ理解する必要があります。

選択肢1. 下斜筋

下斜筋は、眼球の向きを変える外眼筋の一つです。眼窩の前縁内側よりから起始し、眼球の外側を抱きこむように走って眼球の上面外側よりで強膜に停止します。

選択肢2. 下直筋

下直筋は、眼球の向きを変える外眼筋の一つです。視神経を包む総腱輪の下面から起始し、眼球の下面で強膜に停止します。

選択肢3. 毛様体筋

毛様体筋は、目の中にある水晶体の厚みを変える時に使われる筋肉です。遠くを見る時は、毛様体筋が水晶体を薄くし、近くを見る時は、水晶体を厚くして、ピントを合わせます。

選択肢4. 上眼瞼挙筋

上眼瞼挙筋は、瞼を開ける働きをします。収縮すると腱膜に引っ張られるようにして瞼板が持ち上がり、瞼が開きます。

選択肢5. 瞳孔括約筋

虹彩筋に含まれる虹彩を調節して瞳孔を調節する筋肉です。

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03

正解は 3 です。

1.下斜筋は眼球の下にある外眼筋です。眼球の上転、外転、外旋の際に使用します。

2.下直筋は眼球の下にある外眼筋です。眼球の下転、外転の際に使用します。

3.毛様体筋は、水晶体を厚くしたり、薄くしたりすることでピントを合わせる働きをします。

遠近調節を行う筋のため適切です。

4.上眼瞼挙筋は、上眼瞼を挙上するために使用します。

それにより、開眼することができます。

5.瞳孔括約筋は、眼球の虹彩内にあり、瞳孔の縮小・拡大を行うことで光の量を調整する働きがあります。

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