看護師の過去問
第111回
午前 問104

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問題

看護師国家試験 第111回 午前 問104 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文を読み以下の問いに答えよ。

Aさん(30歳、初産婦)はX年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。
受診日はX年2月5日、分娩予定日はX年2月28日である。

AさんにLeopold〈レオポルド〉触診法で触診を行ったところ、第2胎向で、子宮底付近にやや柔らかい球状の塊を、恥骨結合側に硬い球状のものを触れた。腹部前面を図に示す。
Aさんの胎児心音聴取部位で適切なのはどれか。
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この過去問の解説 (2件)

01

正解はです。

 Leopold〈レオポルド〉触診法とは、母体の腹壁から胎位、胎向、胎勢を確認することで、妊娠27週頃から実施可能です。児頭は硬く丸く、四肢は小部分として触れます

 問題文より、胎児の位置を確認します。

*第2胎向→母体と対面から見た場合に、児背または児頭が右側にある

「子宮底付近にやや柔らかい球状の塊」→児頭が子宮の下のほうにあるため、頭位

 胎児心音聴取部位は胎児の背中で確認できるので、頭位は上前腸骨棘と臍を結んだ線の胎児の背中側骨盤位では臍のななめ上の胎児の背中側で聴取できます。

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02

レオポルド触診法とは、母体の腹壁から胎位・胎向・胎勢を確認するものです。

頭部は、固い球形で表面に凸凹がなく浮球感があります。

臀部は、柔らかい半球2個で凸凹を感じます。

胎向の分類は、

①第1胎向:児背または児頭が母体の左側に向かう場合。

②第2胎向:児背または児頭が母体の右側に向かう場合。

となります。

この場合、第2胎向で頭部が恥骨結合部、臀部が子宮底付近にあるため3が正解となります。

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