看護師の過去問 第111回 午後 問22
この過去問の解説 (3件)
注射針の角度別で種類を理解する必要があります。
角度は10〜30度となるため、不適切です。
ほぼ0度に近い角度のため、不適切です。
45〜90度の角度で適切です。
10〜20度で不適切です。
今回の問題では、それぞれの注射法での注射針の刺入角度を理解しているかが問われています。
皮下注射の刺入角度は、10-30度です。
皮下注射は皮膚と筋肉の間の皮下組織に薬物を注入する注射法で、インフルエンザワクチンなどの予防接種時に多く用いられます。
皮内注射の刺入角度は0-15度です。
また皮内注射は皮膚の外側である表皮とそのすぐ下の真皮の間に薬物を注入する注射法で、アトピー性皮膚炎や気管支喘息といったアレルギー検査に用いられています。
筋肉注射の刺入角度は、45-90度です。
よって、今回の注射針の刺入角度が45〜90度の注射法についての問題の正解になります。
筋肉注射は皮膚からもっとも深い筋肉に薬物を注入する注射法で、B型肝炎ウイルスなどの予防接種などに用いられています。
静脈内注射の刺入角度は、10-20度です。
静脈内注射は静脈という血管に直接薬物を注入する注射法で、一般的な点滴も正しくは静脈内注射というので、静脈内注射に該当します。
今回の問題はそれぞれの注射法の刺入角度を理解しているかの問題でした。
このような問題は、どちらかというと暗記問題に該当すると思います。
語呂などを用いて自分の覚えやすい方法で暗記しておきましょう。
1 不正解
皮下注射は、真皮と筋肉の間にある皮下組織に刺入します。
刺入角度は、10-30度です。
2 不正解
皮内注射は、表皮と真皮の間に刺入します。
刺入角度は0-15度です。
3 正解
筋肉内注射は、皮下組織の下にある筋肉に刺入します。
刺入角度は、45-90度です。
4 不正解
静脈内注射の刺入角度は、10-20度です。
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