看護師の過去問 第111回 午後 問55
この過去問の解説 (3件)
「令和4年版高齢化社会白書」では、収入の伴う仕事や、何らかの社会活動をしている人ほど生きがいを感じやすいとされています。
近年では65歳以上でも健康で活発な社会活動ができる人が多く、仕事をしたいと考える人は増えています。
○:正しい
シルバー人材センターとは、高齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献する組織です。
×:誤り
老人福祉センターとは、高齢者が健康な日常生活を送れるように、さまざまな相談に応じたり、健康増進や教養講座、サークル活動を通じて生きがいを見つけたりできる施設です。
就労機会は提供していないため、誤りです。
×:誤り
老人クラブとは、地域の高齢者が自主的に集まって活動する組織であり、仲間づくりを通して地域社会での保健福祉の向上に努めることを活動の目的としています。
就労機会は提供していないため、誤りです。
×:誤り
自治会とは、各地域の住民によって自発的に組織され、自分たちの地域を住みやすい町にするために、環境活動や防災活動などに取り組んでいます。
就労機会は提供していないため、誤りです。
今回は団体の名称とその役割を理解しているかの問題です。
選択肢それぞれを確認していきます。
シルバー人材センターは、定年退職後の高齢者の就労の斡旋事業を行う団体です。
よって、正解です。
老人福祉センターは高齢者に対して地域社会との関係を維持する目的のもと、サークル活動やレクレーションなどのサービスを提供しています。
よって、不正解です。
老人クラブは、健康・友愛・奉仕を活動の3本柱としている町内会単位の自主組織です。
よって、不正解です。
自治会は各地域(学区や町内単位)の住民によって自発的に組織されるものです。
自治会の活動内容は環境美化活動や防災活動、市町村などの行政からの地域調査に協力、道路の改善などの住民の要望を行政につなぐことをしています。
よって、不正解です。
今回は今回は団体の名称とその役割を理解しているかの問題でした。
日常生活で地域の団体の名称と役割について関心をもっていると、この手の問題は意外と簡単に解答できることが多いです。
ぜひこれを機会に地域の団体の名称や役割を押さえておくことをオススメします。
正解は1です。
シルバー人材センターは、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づいて設置されています。高齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献する組織です。
他の選択肢については以下の通りです。
2:老人福祉センターは、老人福祉法に基づいて設置されています。地域の老人に対しての相談に応じるとともに、健康増進・教養の向上。レクレーションの提供を行います。
3:老人クラブ は、地域を基盤とした高齢者が自主的に集まって活動しています。主な目的は、生きがいづくりや健康づくりです。
4:自治会は、高齢者だけではなく一定地区の世帯や事業所が参加し、地域的な課題に取り組む組織です。
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