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看護師の過去問 第111回 午後 問69

問題

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感染徴候のない在宅療養者に対する床上での排便の援助において、訪問看護師が行う感染対策で適切なのはどれか。
   1 .
援助時には使い捨てのエプロンを着用する。
   2 .
使用済みのオムツは感染性廃棄物として処分する。
   3 .
使用済みの寝衣は次亜塩素酸ナトリウム液に浸す。
   4 .
陰部洗浄で使用したボトルの洗浄に中性洗剤は用いない。
( 看護師国家試験 第111回 午後 問69 )
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この過去問の解説 (3件)

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感染兆候のない在宅療養者の援助の際は、標準予防策(スタンダードプリコーション)を遵守します。

標準予防策では、患者の血液、体液、分泌物(汗は除く)、排泄物、傷のある皮膚や粘膜を感染の可能性があるものとみなして対応することで、感染のリスクを減少させます。

選択肢1. 援助時には使い捨てのエプロンを着用する。

○:正しい

排泄物を取り扱うため、手袋、プラスチックエプロンを装着する必要があります。

選択肢2. 使用済みのオムツは感染性廃棄物として処分する。

×:誤り

使用済のおむつは、家庭では可燃ごみ(一般廃棄物)として処分します。

選択肢3. 使用済みの寝衣は次亜塩素酸ナトリウム液に浸す。

×:誤り

感染兆候のない在宅療養者の使用済の寝衣は、普通に洗濯します。

選択肢4. 陰部洗浄で使用したボトルの洗浄に中性洗剤は用いない。

×:誤り

陰部洗浄で使用する際は微温湯の水道水を使用するため、普通の家庭用洗剤(中性洗剤)でボトルを洗浄します。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

今回は「感染対策(スタンダードプリコーション)」に関する問題です。

選択肢ごとに確認していきます。

選択肢1. 援助時には使い捨てのエプロンを着用する。

排泄物を扱う際には、個人防護具として手袋やガウン・エプロンの着用は必要です。

よって、正解です。

選択肢2. 使用済みのオムツは感染性廃棄物として処分する。

病院では使用済みのオムツは感染性廃棄物として処分しますが、訪問看護の現場は利用者の家庭です。

よって、可燃ごみ(一般廃棄物)として各家庭から出されて各自治体が回収・焼却処分になるため、不正解です。

選択肢3. 使用済みの寝衣は次亜塩素酸ナトリウム液に浸す。

使用した寝衣は普通に洗濯でもよいですが、微生物などをうつさない方法で取り扱う必要があります。

よって、不正解です。

選択肢4. 陰部洗浄で使用したボトルの洗浄に中性洗剤は用いない。

陰部洗浄ボトルは微温湯の水道水が使われるので、一般家庭では家庭用洗剤の中性洗剤でボトル洗浄しても良いです。

よって、不正解です。

まとめ

今回は「感染対策(スタンダードプリコーション)」に関する問題でした。

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正解はです。

 感染兆候のない対象者にはスタンダード・プリコーション(標準予防策)で対応します。 つまり、「すべての患者の血液・体液・排泄物は感染源になる可能性があるものとして取り扱う」という考え方です。

 各選択肢については以下の通りです。

1 .援助時には使い捨てのエプロンを着用する。

排泄援助の際には便や尿で汚染してしまう可能性があります。手袋、ゴーグル、使い捨てエプロンなどを用いて、標準予防策を行います。

2 .使用済みのオムツは各自治体の処分方法に従って処分します。

在宅で使用したオムツは感染性廃棄物にはなりません。

3 .使用済みの寝衣は次亜塩素酸ナトリウム液に浸す必要はありません。

通常の洗濯、乾燥で十分です。

4 .陰部洗浄で使用したボトルの洗浄に中性洗剤を用いる。

在宅患者であり他との使いまわしも考えにくく、直接皮膚に触れるものではないため、中性洗剤での洗浄で問題ありません。

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