看護師の過去問
第111回
午後 問74

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問題

看護師国家試験 第111回 午後 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

看護におけるクリニカルラダーについて正しいのはどれか。
  • 病院に導入が義務付けられている。
  • ワーク・ライフ・バランスを目指すものである。
  • 臨床実践に必要な能力が段階的に表現されている。
  • 全国の病院で共通のクリニカルラダーが使用されている。

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この過去問の解説 (3件)

01

クリニカルラダーとは、段階的に実務能力を高めていくための評価システムです。

選択肢1. 病院に導入が義務付けられている。

×:誤り

病院にクリニカルラダーの導入義務はありません。

選択肢2. ワーク・ライフ・バランスを目指すものである。

×:誤り

ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活のバランスがとれた状態のことであり、クリニカルラダーが目指すのものではありません。

選択肢3. 臨床実践に必要な能力が段階的に表現されている。

○:正しい

ラダーとは「はしご」という意味です。

クリニカルラダーは、臨床実践に必要な能力を段階的に表現しています。

選択肢4. 全国の病院で共通のクリニカルラダーが使用されている。

×:誤り

全国の病院で共通のクリニカルラダーはありませんが、日本看護協会がJNAラダーを作成・発表しています。

JNAラダーを標準的指標とし、組織の理念・目的に応じて求められる能力は、各施設独自のクリニカルラダーを活用しています。

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02

正解はです。

 クリニカルラダーとは、看護師の能力開発および評価の仕組みのことです。看護師という職種の特徴に応じて必要な能力のうち、働く領域や役割、組織等に関わらず全ての看護師に共通の基盤となる「看護師に求められる能力」と「看護師に求められる能力に基づく学習項目および習熟段階(ラダー)」を段階的に表し、各到達度からその時点での段階を評価します。

 各選択肢については以下の通りです。

1 .病院に導入が義務付けられている。

→義務付けられているものではありませんが、徐々に活用が広まっています。

2 .ワーク・ライフ・バランスを目指すものである。

→ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活の両立を無理なく実現でき、仕事と生活を調和させることで、両者間に好ましい相乗効果を高めようという考え方とその取り組みを指します。

日本看護協会では、「看護職のワーク・ライフ・バランス推進ガイドブック」という、ワーク・ライフ・バランス実現のためのガイドブックを発行しています。

3 .臨床実践に必要な能力が段階的に表現されている。

→クリニカルラダーの説明です。

4 .全国の病院で共通のクリニカルラダーが使用されている。

→現在、病院ごとに異なっていますが、日本看護協会は標準化を目指しています。

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03

1 不正解 

クリニカルラダーの活用が義務付けられているわけではありません。

2 不正解

クリニカルラダーは”キャリアアップのためのフローチャート”であり、着実なスキルアップが目標です。

3 正解

4つの看護実践能力ごとに、5段階の習熟段階で評価しています。

4 不正解

全国の病院で共通のものではありません。

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