看護師 過去問
第112回
問32 (午前 問32)

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問題

看護師国家試験 第112回 問32(午前 問32) (訂正依頼・報告はこちら)

老人福祉法と介護保険法のいずれにも位置付けられている施設はどれか。
  • 介護医療院
  • 介護老人保健施設
  • 老人福祉センター
  • 老人デイサービスセンター

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この過去問の解説 (3件)

01

老人福祉法に位置づけられている施設は、老人福祉施設として

老人デイサービスセンター
老人短期入所施設
養護老人ホーム
特別養護老人ホーム
軽費老人ホーム
老人福祉センター
老人介護支援センター

があります。


介護保険法に位置づけられている施設は介護保険サービスを受けられる施設として

特別養護老人ホーム
介護老人保健施設
介護医療院・介護療養型医療施設

があります。
 

選択肢1. 介護医療院

不正解です。

介護医療院は介護保険法第8条第29項に定められています。
要介護者で長期にわたり療養が必要である人を対象に、必要な医療、看護・介護、機能訓練など日常生活における援助を行う施設です。

選択肢2. 介護老人保健施設

不正解です。

介護老人保健施設は介護保険法第8条第28項に定められています。
要介護者で主に個人の心身の機能維持・回復を図り、もとの在宅生活に戻れるよう援助が必要である人を対象に、必要な医療、看護・介護、機能訓練など日常生活における援助を行う施設です。

選択肢3. 老人福祉センター

不正解です。

老人福祉センターは老人福祉法第一四条に規定されています。
地域の老人が健康的な生活が送れるよう様々な相談事に応じ、健康増進、教養、レクレーション等必要な物事を提供する施設です。
 

選択肢4. 老人デイサービスセンター

正解です。

老人デイサービスセンターは、老人福祉法で規定されている老人福祉施設の中のひとつです。
また、介護保険法では指定通所介護事業所といいます。

老人福祉法と介護保険法両方の規定に含まれており、正解の選択肢です。

まとめ

老人デイサービスセンターは、身体上や精神上に障害があり、日常生活において支障がある人を対象に食事、排泄、入浴、機能訓練などの援助やサービスを日帰りで提供する施設です。

利用するには介護保険の申請をし要介護認定を受ける必要があり、介護保険法に規定があります。
呼び方も介護保険法上では「指定通所介護事業所」といい、老人福祉法での「老人デイサービスセンター」と呼び方が異なることを覚えておきましょう。
 

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02

老人福祉法と介護保険法は、日本の高齢者福祉制度を支える法律です。

選択肢1. 介護医療院

×:誤り

介護医療院は、介護保険法で規定された施設サービスであり、要介護高齢者の長期療養・生活のための施設です。

選択肢2. 介護老人保健施設

×:誤り

介護老人保健施設は、介護保険法で規定された施設サービスであり、要介護高齢者が居宅での生活を営めるように支援し、必要な医療や日常生活上の世話を行う施設です。

選択肢3. 老人福祉センター

×:誤り

老人福祉センターは、地域の高齢者に対して各種相談に対応する施設であり、老人福祉法で規定された施設です。

選択肢4. 老人デイサービスセンター

○:正しい

老人デイサービスセンターは、老人福祉法で規定された施設であり、介護保険法の通所介護や地域密着型通所介護が必要な高齢者を対象にした通所介護施設です。

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03

老人福祉法と介護保険法のいずれにも位置づけられ、名称が異なる施設の代表に特別養護老人ホーム/介護老人福祉施設などがあります。

選択肢1. 介護医療院

誤りです。介護医療院は介護保険法によって利用する施設です。

選択肢2. 介護老人保健施設

誤りです。介護老人保健施設は介護保険法によって利用する施設です。

選択肢3. 老人福祉センター

誤りです。老人福祉センターは老人福祉法で規定された施設です。

選択肢4. 老人デイサービスセンター

正解です。老人福祉法の老人デイサービスセンターは、介護保険法の通所介護(デイサービス)が必要な人が利用できます。

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