看護師の過去問
第112回
午前 問40

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問題

看護師国家試験 第112回 午前 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

毒薬の保管方法を規定している法律はどれか。
  • 薬剤師法
  • 毒物及び劇物取締法
  • 麻薬及び向精神薬取締法
  • 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律<医薬品医療機器等法>

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この過去問の解説 (3件)

01

毒薬の保管方法については、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(医薬品医療機器等法)により規定されています。
毒薬は他の物品と区別して貯蔵・陳列し、施錠可能な堅固な設備で保管することが求められます。
安全な保管を徹底することで、誤用や盗難などのリスクを防止することが目的です。

 

選択肢1. 薬剤師法

薬剤師法は、薬剤師の資格や職務、業務範囲について規定した法律です。
毒薬の具体的な保管方法についての規定は、この法律では記載されていません。

 

選択肢2. 毒物及び劇物取締法

毒物及び劇物取締法は、医薬品ではない毒物や劇物(化学物質など)の取り扱いについて規定した法律です。
毒薬は医薬品に該当するため、この法律の対象ではありません。

 

選択肢3. 麻薬及び向精神薬取締法

麻薬及び向精神薬取締法は、麻薬や向精神薬の使用、管理、保管に関する規定を設けています。
毒薬はこの法律の対象には含まれません。

 

選択肢4. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律<医薬品医療機器等法>

正解です。
医薬品医療機器等法は、医薬品や医療機器の品質や安全性を確保するための法律であり、毒薬の保管についても具体的に規定しています。
毒薬は他の物品と区別し、施錠可能な設備に保管する必要があります。

 

まとめ

毒薬の保管方法を定めたのは「医薬品医療機器等法」です。
この法律に基づき、毒薬は他の医薬品と明確に区別し、施錠可能な堅固な設備で保管しなければなりません。
適切な保管を行うことで、誤用や盗難を防ぎ、安全性を確保することが可能です。

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02

毒薬とは、体内に吸収された場合に、副作用などの危害を起こしやすい毒性の強い医薬品です。

毒薬、麻薬、劇薬の管理についても併せて学習しておきましょう。

選択肢1. 薬剤師法

×:誤り

薬剤師法は、薬剤師の免許や任務について規定した法律です。

選択肢2. 毒物及び劇物取締法

×:誤り

毒物及び劇物取締法では化学物質のうち、急性毒性による健康被害が発生する危険性の高い物質を毒物・劇物に指定し、不適切な流通や漏洩が起きないように規制をします

毒物の保管方法については規定していません。

選択肢3. 麻薬及び向精神薬取締法

×:誤り

麻薬及び向精神薬取締法では、麻薬や向精神薬の保管方法や取り扱いについて規定しています。

選択肢4. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律<医薬品医療機器等法>

○:正しい

医薬品医療機器等法では、厚生労働大臣が毒性の強い医薬品を毒薬として指定し、取り扱いを規定しています

貯蔵や陳列する場合は、施錠をする必要があります

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03

毒薬は厳重な管理が求められる薬物です。麻薬、劇薬の管理も含めて学習しておきましょう。

選択肢1. 薬剤師法

誤りです。薬剤師法は、薬剤師の免許・試験などを規定した法律です。

選択肢2. 毒物及び劇物取締法

誤りです。毒物及び劇物取締法では、化学物質のうち急性毒性による健康被害が発生する恐れが高い物質を毒物・劇物に指定して、規制を行っています。毒薬の保管方法ついて規定はしていません。

選択肢3. 麻薬及び向精神薬取締法

誤りです。麻薬及び向精神薬取締法では、麻薬や向精神薬の保管方法や取り扱いについて規定しています。

選択肢4. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律<医薬品医療機器等法>

正解です。毒薬の保管方法を規定しているのは、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)です。

毒薬は鍵のかかる保管庫に貯蔵します。

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