看護師の過去問
第112回
午前 問58

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問題

看護師国家試験 第112回 午前 問58 (訂正依頼・報告はこちら)

幼児期の心理社会的特徴はどれか。
  • 自己中心性
  • 心理的離乳
  • ギャングエイジ
  • ボディイメージの変容

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この過去問の解説 (3件)

01

小児の心理社会的特徴について、発達段階ごとの特徴を理解しておきましょう。

選択肢1. 自己中心性

○:正しい

 

自己中心性とは、自分の主観でしか世界を見られず、相手の立場で想像できないことです。

ピアジェの発達段階論において、2~7歳の幼児期の特徴として提唱されています。

選択肢2. 心理的離乳

×:誤り

 

心理的離乳とは、家族から精神的・心理的に自立する概念であり、思春期および青年期にみられる特徴です。

選択肢3. ギャングエイジ

×:誤り

 

ギャングエイジとは、9歳から12歳頃の小学校高学年の時期を指します。

仲間意識が強まることで集団を形成し、組織的な遊びを好むようになります。

選択肢4. ボディイメージの変容

×:誤り

 

ボディイメージとは、自己概念を形成する要素の一つです。

ボディイメージの変容とは手術や治療によってボディイメージが変化することであり、幼児期の心理社会的特徴には含まれません。

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02

小児の発達に伴う心理社会的な特徴は国家試験にも出題されやすいです。心理社会的特徴を発達段階ごとに理解していきましょう。

選択肢1. 自己中心性

正解です。幼児期は自我が芽生え始め、自己中心性がみられます。

選択肢2. 心理的離乳

誤りです。青年期に見られ、心理的に親から離れ自立しようとします。

選択肢3. ギャングエイジ

誤りです。学童期に見られ、子どもだけの世界観を持ち、遊びをはじめとした集団的な行動が見られます。

選択肢4. ボディイメージの変容

誤りです。ボディイメージは手術などによって起こる身体的な変化であり、発達段階とは関係がありません。

まとめ

丸暗記しようとすると難しい為、発達段階ごとに変化する子供を取り巻く環境(学童になることで他の子どもとの関わりが増える、など)と関連付けると理解しやすくなります。

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03

この問題のポイントは、以下の通りです。

エリクソンの心理社会的発達理論の

①乳児期、②幼児期前期、③幼児期後期、④学童期、⑤青年期、⑥成人期、⑦壮年期、⑧老年期の各段階にわけて、心理社会的特徴を考えていきましょう。

選択肢1. 自己中心性

自己中心性は幼児期の特徴です。

選択肢2. 心理的離乳

心理的離乳は青年期における特徴です。

選択肢3. ギャングエイジ

ギャングエイジは学童期の特徴です。

選択肢4. ボディイメージの変容

ボディイメージの変容は、手術や治療に伴って変化することであり、心理社会的特徴ではありません。

まとめ

各ライフステージにおける特徴は必ず押さえておきましょう。

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