看護師の過去問
第112回
午前 問62
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問題
看護師国家試験 第112回 午前 問62 （訂正依頼・報告はこちら）
不妊症（infertility）について正しいのはどれか。
- 約6割は原因不明である。
- 検査に基礎体温測定がある。
- 治療の1つに不妊手術がある。
- 女性の年齢は治療効果に影響しない。
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この過去問の解説 （3件）
01
不妊症とは「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで成功しているにも関わらず、一年間妊娠しないもの」と定義されており、不妊症の割合は近年増加傾向にあります。
×：誤り
不妊症の原因のうち、原因不明は10～15％を占めているとされています。
不妊症の原因は、男性側、女性側、その両方にある場合があります。
○：正しい
基礎体温測定は女性の不妊症の検査方法の一つです。
排卵の有無と黄体機能不全の可能性がわかります。
×：誤り
不妊手術とは、生殖能力を喪失させる目的で行われる手術であり、不妊治療ではありません。
×：誤り
女性の年齢が高くなるほど不妊症の割合は増加し、妊娠の確率も低くなります。
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02
不妊症は2.6組に1組の割合で発症しており、不妊に悩むカップルは増えています。不妊症の特徴を押さえておきましょう。
誤りです。原因不明は約1割であり、約男女半数ずつに原因があります。
正解です。適切な排卵期を把握する事で妊娠できる可能性を上げます。
誤りです。不妊手術は妊娠をしにくくする手術であり、妊娠の可能性の改善は見込めません。
誤りです。高齢になればなるほど、治療効果が出にくくなります。
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03
この問題のポイントは以下の通りです。
不妊症とは1年以上避妊せずに性交渉を行っても妊娠しない状態です。不妊症の原因の男女の要因の割合は各5割であることや不妊症に悩むカップルは近年増加傾向にあります。
不妊症の原因で、原因不明の割合は約10～25％といわれています。
基礎体温測定は女性の不妊症の検査方法の1つです。
不妊手術は妊娠をしないために行われる手術であるため、不妊治療にはあたりません。
女性の年齢が高齢であればあるほど不妊の割合は高くなるといわれています。男性も同様です。
不妊の定義、原因、検査、治療法について整理しておきましょう。
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