看護師の過去問 第112回 午後 問11
この過去問の解説 (3件)
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経は活動時・緊張時・ストレス下において優位になり、副交感神経は休息時・睡眠時・リラックス時に優位になります。
×:誤り
瞳孔散大は、交感神経優位時の作用です。
×:誤り
気管支拡張は、交感神経優位時の作用です。
×:誤り
心拍数増加は、交感神経優位時の作用です。
○:正しい
消化液分泌促進は、副交感神経優位時の作用です。
この問題で覚えておくべきポイントは、自律神経についてです。
自律神経は不随意神経で、主に血管・内臓・腺などに分布しています。
交感神経と副交感神経の2重支配によって、
生命維持に必要なホメオスタシスを保つ役割を果たしています。
交感神経は興奮・緊張・ストレス、副交感神経はリラックス・休息で覚えましょう。
瞳孔散大は、交感神経です。
気管支拡張は、交感神経です。
心拍数の増加は、交感神経です。
消化液分泌の促進は、副交感神経です。
食事をするときは、リラックス状態であると覚えるとよいでしょう。
自律神経についての問題は、国家試験に頻出します。
十分に理解し、覚えておきましょう。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は、身体の活動性を高めエネルギーを放出させる働きをもち、
緊急事態や闘争状態に対応できる状態を整えます。
それに対して副交感神経は、活動性を抑制して心身をリラックスさせ、
エネルギーを温存する働きをもちます。
このふたつがバランスをとりながら働いています。
交感神経が瞳孔を散大させます。
びっくりすると目を見開くイメージです。
交感神経が気管支を拡張させます。
興奮等で気管支が拡張し、多くの酸素を取り込もうとします。
交感神経が心拍数を増加させます。
例として、緊張等により心臓がどきどきします。
副交感神経により、消化液の分泌が増加、蠕動が促進され、
吸収が活発になり、消化機能を促進します。
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