看護師の過去問
第112回
午後 問10

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問題

看護師国家試験 第112回 午後 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

地域保健法に規定されている市町村保健センターの業務はどれか。
  • 病気の治療
  • 住民の健康診査
  • 看護師免許申請の受理
  • 専門的で広域的な健康課題への対応

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この過去問の解説 (3件)

01

地域保健法とは、地域住民の健康の保持と増進を図ることを目的とし、地域保健対策の推進に関する基本指針、保健所の設置その他地域保健対策の推進に関する基本事項を定めた法律です。

選択肢1. 病気の治療

×:誤り

病気の治療は医療機関が担う業務のため、誤りです。

選択肢2. 住民の健康診査

○:正しい

地域保健法第十八条において、「市町村保健センターは住民に対し、健康相談、保健指導及び健康診査その他地域保健に関し必要な事業を行う」と規定されています。

選択肢3. 看護師免許申請の受理

×:誤り

看護師免許申請は保健所へ提出するため、誤りです。

選択肢4. 専門的で広域的な健康課題への対応

×:誤り

市町村保健センターは、住民にとって身近で利用頻度の高い保健サービスを提供します。専門的で広域的な健康課題への対応は、保健所に求められる役割です。

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02

地域保健法とは、地域住民の健康の保持と増進をはかるための法律です。

各選択肢については、以下のとおりです。

選択肢1. 病気の治療

「病気の治療」は、医療機関の業務です。

選択肢2. 住民の健康診査

「住民の健康診査」は、市町村保健センターの業務です。

よって、正解です。

選択肢3. 看護師免許申請の受理

「看護師免許申請の受理」は、住所地の保健所の業務です。

選択肢4. 専門的で広域的な健康課題への対応

専門的で広域的な健康課題への対応」は、保健所の業務です。

まとめ

保健所や市町村保健センターの業務について、よく理解しておきましょう。

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03

保健所」は広域的・専門的なサービスを実施するのに対し、

市町村保健センター」は住民に身近な保健サービスを実施します。

どちらも地域保健法において定義されています。

選択肢1. 病気の治療

市町村保健センターの業務ではありません。

病院等医療機関の業務です。

選択肢2. 住民の健康診査

地域保健法第18条において、

「市町村保健センターは、住民に対し、健康相談、保健指導及び健康診査

その他地域保健に関し必要な事業を行うことを目的とする施設とする。」

と規定されています。

よって正しいです。

選択肢3. 看護師免許申請の受理

市町村保健センターの業務ではありません。

看護師免許の申請は、厚生労働大臣宛に行い、保健所へ提出します。

選択肢4. 専門的で広域的な健康課題への対応

市町村保健センターの業務ではありません。

専門的で広域的な健康課題への対応は保健所の業務です。

保健所の業務は地域保健法に規定されています。

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