看護師の過去問
第112回
午後 問32

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問題

看護師国家試験 第112回 午後 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

生活保護法の扶助の種類とその内容の組合せで正しいのはどれか。
  • 医療扶助 ――― 医療にかかる費用
  • 教育扶助 ――― 高等学校以上の教育にかかる費用
  • 住宅扶助 ――― 住宅の購入にかかる費用
  • 出産扶助 ――― 新生児の育児用品にかかる費用

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この過去問の解説 (3件)

01

生活保護は、最低限の生活を保障するために、金銭的に困窮する者に対して生活に必要なものを現金あるいは現物で給付する制度です。どのような扶助があるのか確認していきましょう。

選択肢1. 医療扶助 ――― 医療にかかる費用

正解です。診察代や薬代だけでなく、生活に必要な用具(杖など)や医療機関までの交通費も支給されます。

選択肢2. 教育扶助 ――― 高等学校以上の教育にかかる費用

誤りです。義務教育にかかる費用が支給されます。

選択肢3. 住宅扶助 ――― 住宅の購入にかかる費用

誤りです。住宅の購入ではなく、家賃が補助されます。

選択肢4. 出産扶助 ――― 新生児の育児用品にかかる費用

誤りです。分娩にかかる費用や入院費、包帯やガーゼなどの衛生用品費が支給されます。

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02

生活保護の種類は、生活扶助、教育扶助、住宅扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助及び葬祭扶助の8種類であり、要保護者の必要に応じ、単給または併給として行われます。それぞれ復習しておきましょう。

選択肢1. 医療扶助 ――― 医療にかかる費用

回答通りです。医療扶助は原則、現物給付です。

選択肢2. 教育扶助 ――― 高等学校以上の教育にかかる費用

教育扶助は、義務教育を受けるのに必要な費用を給付します。

選択肢3. 住宅扶助 ――― 住宅の購入にかかる費用

住宅扶助は困窮のために最低限度の生活を維持することのできない者に対して家賃、間代、地代等や、補修費等住宅維持費を給付するものです

選択肢4. 出産扶助 ――― 新生児の育児用品にかかる費用

出産扶助は、お産にかかる費用についての補助金を受けることができます。

まとめ

生活保護は各国で行っているものではなく、日本の政策ともいえるためしっかりと確認しておきましょう。

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03

生活保護には、生活扶助、教育扶助、住宅扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭助8つの種類があります。それぞれの内容を覚えておきましょう。

選択肢1. 医療扶助 ――― 医療にかかる費用

組み合わせの通りです。原則として、医療扶助は物給給付です。

選択肢2. 教育扶助 ――― 高等学校以上の教育にかかる費用

教育扶助とは、義務教育の就学に必要な費用が支給される扶助のことです。高等学校以上は義務教育ではないため、選択肢は誤りです。

選択肢3. 住宅扶助 ――― 住宅の購入にかかる費用

住宅扶助とは、家賃や補修費などの住宅維持費にかかる費用が支給される扶助のことです。住宅を購入する際には、住宅扶助は給付されません。

選択肢4. 出産扶助 ――― 新生児の育児用品にかかる費用

出産扶助とは、病院や居宅での出産にかかる費用が支給される扶助のことです。

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