看護師の過去問
第112回
午後 問55

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問題

看護師国家試験 第112回 午後 問55 (訂正依頼・報告はこちら)

子どもの発達で正しいのはどれか。
  • 発達は急速な時期と緩慢な時期がある。
  • 原始反射は生後6〜12か月にみられる。
  • 基本的な運動発達は脚部から上方へ向かう。
  • 新生児期は遺伝よりも環境因子の影響が大きい。

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この過去問の解説 (3件)

01

小児の発達スピードには個人差がありますが、平均的な変化を知っておくことはとても重要です。

ここでしっかりと子どもの発達について学びましょう。

選択肢1. 発達は急速な時期と緩慢な時期がある。

正解です。

子どもの発達には個人差があり、急速な時期と緩慢な時期があります。

 

選択肢2. 原始反射は生後6〜12か月にみられる。

原始反射は出生後からみられ、脳の発達に伴い消失します。そのため、不正解です。

選択肢3. 基本的な運動発達は脚部から上方へ向かう。

頭部から脚部へ下方して向かうため、不正解です。

選択肢4. 新生児期は遺伝よりも環境因子の影響が大きい。

新生児期は遺伝の方が環境因子よりも影響があります。そのため、不正解です。

まとめ

子どもの発達について理解できたでしょうか。

ここで発達について学び、応用できるようにしておきましょう。

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02

小児の発達のスピードには個人差がありますが、どのような発達をしていくかは一定の共通性があります。どのような状態からどのような状態に発達していくのか、覚えるのは大変かもしれませんが1つずつ確認していきましょう。

選択肢1. 発達は急速な時期と緩慢な時期がある。

正解です。小児の発達のスピードは常に一定ではなく、急速に発達する時期と緩慢な時期を経て発達していきます。

選択肢2. 原始反射は生後6〜12か月にみられる。

誤りです。原始反射は生まれ持った反射であり、出生後からみられます。

選択肢3. 基本的な運動発達は脚部から上方へ向かう。

誤りです。基本的な運動発達は頭部から始まり、下方に向かいます。

選択肢4. 新生児期は遺伝よりも環境因子の影響が大きい。

誤りです。新生児期は遺伝による影響が大きいです。新生児期を脱すると環境による影響が大きくなります。

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03

小児看護は、成人看護とは異なり発達段階に合わせた介入が必要になります。まずは、子どもの発達を正しく理解しましょう。

選択肢1. 発達は急速な時期と緩慢な時期がある。

発達のスピードは、個人差が大きく一定ではないため、正解です。

選択肢2. 原始反射は生後6〜12か月にみられる。

原始反射は、出生後から見られるため誤りです。また、脳の発達により自然に消失します。

選択肢3. 基本的な運動発達は脚部から上方へ向かう。

基本的な運動発達は、頭部から始まり、下方へ向かいます。

選択肢4. 新生児期は遺伝よりも環境因子の影響が大きい。

新生児期は、環境因子よりも遺伝の影響が大きいため誤りです。

まとめ

過去には、選択肢から原始反射を選ばせたり、消失時期を問う問題が出題されました。原始反射にはモロー反射吸啜反射などがありますが、それぞれどのような反射か、また消失時期についてもしっかり押さえておきましょう。

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