看護師の過去問
第113回
午前 問15

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問題

看護師国家試験 第113回 午前 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

経口感染するウイルス性肝炎(viral hepatitis)はどれか。
  • A型肝炎(hepatitis A)
  • B型肝炎(hepatitis B)
  • C型肝炎(hepatitis C)
  • D型肝炎(hepatitis D)

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この過去問の解説 (3件)

01

肝臓は、栄養分生成や貯蔵、血液中の薬物の代謝と解毒、

胆汁産生、ウイルスや細菌感染の防御など複数の働きがあります。


ウイルス性肝炎は、A、B、C、D、E型など
肝炎ウイルスが感染することで起こる肝臓の病気です。

それぞれの肝炎ウイルスの感染経路、特徴、

対策の理解がポイントとなります。
 

選択肢1. A型肝炎(hepatitis A)

〇:

便から排出されたウイルスが食品、

水から経口感染、性行為感染するウイルスです。

選択肢2. B型肝炎(hepatitis B)

×:

血液、母子感染、性感染、刺青、ボディピアスから感染するウイルスです。

選択肢3. C型肝炎(hepatitis C)

×:

血液、刺青、ボディピアスで感染します。

母子感染、性行為感染は、ほぼありません。

選択肢4. D型肝炎(hepatitis D)

×:

血液、性行為感染するウイルスです。

まとめ

設問では経口感染するウイルスが問われています。
選択肢にはありませんが、E型肝炎ウイルスも経口感染ですので、
合わせて確認しておきましょう。

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02

この問題を解くポイントは、経口感染するウイルス性肝炎がA型肝炎であると知っているかどうかです。

選択肢1. A型肝炎(hepatitis A)

感染経路は経口感染ですので、こちらの選択肢が正解です。

A型肝炎は、汚染された水や食物(例:生牡蠣などの貝類)を摂取することで感染します。特徴として、一過性の急性肝炎を起こしますが、慢性化はしない肝炎です。

選択肢2. B型肝炎(hepatitis B)

感染経路は血液・体液感染ですので、こちらの選択肢は誤りです。

B型肝炎は、母子感染・性行為・輸血といった血液・体液を介して感染します。特徴として、慢性化することがあり、肝硬変や肝がんにつながる場合があります。

選択肢3. C型肝炎(hepatitis C)

感染経路は血液・体液感染ですので、こちらの選択肢は誤りです。

C型肝炎は、輸血や注射針の共有が主な原因で感染します。特徴として、慢性化しやすく、肝硬変や肝がんにつながる場合があります。

選択肢4. D型肝炎(hepatitis D)

感染経路はウイルスを含んだ血液や血液製剤と経皮的または性的に接触することで感染しますので、こちらの選択肢は誤りです。

D型肝炎は、B型肝炎ウイルスに感染している人でしか複製できないウイルスです。B型肝炎と同時または重複したときに発症します。特徴として、B型可燃の症状を悪化させます。

まとめ

各種ウイルス性肝炎の感染経路を理解し、それぞれの特徴を押さえておくことが大切です。

経口感染→A型肝炎・E型肝炎

血液・体液感染→B型肝炎・C型肝炎

このようにまとめて覚えておくと、類似問題の対策にもなります。

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03

この問題は、ウイルス性肝炎の種類とその感染経路について問われています。

ウイルス性肝炎は、肝臓に炎症を起こすウイルスによって引き起こされる病気です。

それぞれのウイルスは、感染経路が異なるため、注意が必要です。

選択肢1. A型肝炎(hepatitis A)

A型肝炎は、主に経口感染します。 

汚染された水や食品を口にすることで感染するため、食中毒のように集団で発生することがあります。

A型肝炎は急性で、自然に治癒するケースが多いですが、重症化することもあります。

選択肢2. B型肝炎(hepatitis B)

B型肝炎は、血液や体液を介して感染することが多いです。

輸血、性交渉、刺青、母子感染などが主な感染経路です。

経口感染はまれです。

選択肢3. C型肝炎(hepatitis C)

C型肝炎も、B型肝炎と同様に、血液や体液を介して感染することが多いです。

輸血、性交渉、刺青などが主な感染経路です。

経口感染はまれです。

選択肢4. D型肝炎(hepatitis D)

D型肝炎ウイルスは、単独では感染することができず、B型肝炎ウイルスに感染している人のみ感染します。

そのため、B型肝炎と同様の感染経路となります。

まとめ

以上の解説から、経口感染するウイルス性肝炎は、A型肝炎であることがわかります。

A型肝炎は、汚染された食品や水を介して感染するため、予防には手洗いや食品の衛生管理が重要です。

B型、C型、D型肝炎は、主に血液や体液を介して感染するため、経口感染はまれです。

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