看護師の過去問
第113回
午前 問17

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問題

看護師国家試験 第113回 午前 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

インドメタシン内服薬の禁忌はどれか。
  • 痛風(gout)
  • 咽頭炎(pharyngitis)
  • 消化性潰瘍(peptic ulcer)
  • 関節リウマチ(rheumatoid arthritis)

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この過去問の解説 (3件)

01

インドメタシンは、主に湿布・塗り薬で配合されている

非ステロイド性抗炎症薬で、

NSAIDs(エヌセイズ)に分類されています。


プロスタグランジン(痛み物質)産生の抑制し、

痛みの緩和に作用します。


NSAIDsはロキソプロフェンナトリウムなど、
他に様々な薬剤がありますので、
薬剤名も確認しておくこともポイントとなります。

選択肢1. 痛風(gout)

×:

インドメタシンはNSAIDsと呼ばれる消炎鎮痛剤の種類です。

痛風による消炎鎮痛に有効です。

選択肢2. 咽頭炎(pharyngitis)

×:

インドメタシンなどのNSAIDsは、

鎮痛・消炎効果があり、風邪による咽頭痛に有効です。

選択肢3. 消化性潰瘍(peptic ulcer)

〇:

消化器の直接刺激作用、プロスタグランジン合成阻害作用によって

胃粘膜防御能が低下し消化性潰瘍が悪化する可能性があり禁忌となっています。
 

選択肢4. 関節リウマチ(rheumatoid arthritis)

×:

インドメタシンなどのNSAIDsは、

関節痛などにも消炎鎮痛効果があり、

リウマチ治療薬と併用して投与されています。
 

まとめ

NSAIDsの禁忌は他にもいくつかあり、
アスピリン喘息の既往がある場合、喘息発作誘発の恐れがあります。
合わせて確認し、理解を深めていきましょう。

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02

この問題を解くポイントは、インドメタシンが非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類されていることを理解しているかどうかです。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、炎症や痛みを軽減するために広く使用されています。しかし、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)には特定の副反応があり、特定の疾患では使用が禁忌とされています。

選択肢1. 痛風(gout)

インドメタシン(非ステロイド性抗炎症薬)は、痛風発作に伴う炎症や痛みを軽減させる目的で使用されることがあります。この選択肢は誤りです。

選択肢2. 咽頭炎(pharyngitis)

咽頭炎の治療にインドメタシンは使用されませんが、禁忌ではないので、こちらの選択肢は誤りです。

選択肢3. 消化性潰瘍(peptic ulcer)

インドメタシン(非ステロイド性抗炎症薬)の使用により潰瘍が悪化する可能性が高いので禁忌の薬剤です。こちらの選択肢が正解です。

選択肢4. 関節リウマチ(rheumatoid arthritis)

インドメタシン(非ステロイド性抗炎症薬)は、関節リウマチの炎症を抑えるために使用されることがあるので、こちらの選択肢は誤りです。

まとめ

インドメタシン(非ステロイド性抗炎症薬)は、痛風や関節リウマチの諸症状に利用されます。しかし、消化性潰瘍・重度の腎障害・出血傾向がある患者に対してインドメタシン(非ステロイド性抗炎症薬)の禁忌となります。

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03

この問題は、インドメタシンという薬の服用が禁止されている状態、つまり禁忌について問われています。

インドメタシンは痛みや炎症を抑える効果のある非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の一種ですが、全ての患者さんに対して安全に使えるわけではありません。

選択肢1. 痛風(gout)

痛風は、尿酸が関節に溜まって炎症を起こす病気です。

インドメタシンは、痛風の急性発作の治療には使用できます。

禁忌ではありません。

選択肢2. 咽頭炎(pharyngitis)

咽頭炎は、のどの炎症で、インドメタシンは咽頭炎の痛みを軽減するために使用されることがあります。

禁忌ではありません。

選択肢3. 消化性潰瘍(peptic ulcer)

消化性潰瘍とは、胃や十二指腸にできた潰瘍のことです。

インドメタシンは胃粘膜を傷つける作用があるため、消化性潰瘍のある患者さんには潰瘍を悪化させる恐れがあるため禁忌とされています。

選択肢4. 関節リウマチ(rheumatoid arthritis)

関節リウマチは、関節の慢性炎症を伴う病気です。

インドメタシンは関節リウマチの痛みや炎症を抑えるために使用されることがあります。

禁忌ではありません。

まとめ

以上の解説から、インドメタシン内服薬の禁忌は選択肢3の消化性潰瘍であることがわかります。

インドメタシンは効果的な薬ですが、副作用として消化器への刺激作用があり、悪化させる可能性があるため、消化性潰瘍のある患者さんには使用できません。

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