看護師の過去問
第113回
午前 問24

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問題

看護師国家試験 第113回 午前 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

直流除細動器の使用目的はどれか。
  • 血圧の上昇
  • 呼吸の促進
  • 体温の上昇
  • 洞調律の回復

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題を解くポイントとして、直流除細動器の使用目的を理解しているかどうかです。

直流除細動器は、致命的な不整脈に対して心筋の電気活動をリセットし、正常な心拍(洞調律)を取り戻すために使用されます。

選択肢1. 血圧の上昇

直流除細動器には、直接的に血圧を上昇させる目的はありませんが、心拍が正常に戻れば血圧が回復する場合もあります。よってこちらの選択肢は誤りです。

選択肢2. 呼吸の促進

呼吸中枢への直接的な刺激はありません。心拍が正常化することで間接的に呼吸も改善する場合があります。よってこの選択肢は誤りです。

選択肢3. 体温の上昇

直流除細動器には、体温を上昇させる機能はありません。よってこの選択肢は誤りです。

選択肢4. 洞調律の回復

心室細動や無脈性心室頻拍の際に、除細動を行うことで心筋の電気活動をリセットし、洞調律の回復させるのが直流除細動器の使用目的です。よってこちらの選択肢が正解になります。

まとめ

直流除細動器は、致命的な不整脈に対し、心臓に電気ショックを与えることで心筋の電気活動をリセットし洞調律を回復させるのが主な目的です。

この点をしっかり押さえておきましょう。

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02

除細動器は、心臓が痙攣することで

ポンプの機能が失われた状態になった場合、

心臓に対し電気ショック与えることにより、
心臓を正常なリズムに戻す目的で使用されます。


目的、適応の理解がポイントとなります。

選択肢1. 血圧の上昇

×:

電気刺激で血圧は上昇しません。

選択肢2. 呼吸の促進

×:

電気刺激で呼吸は促進されません。

選択肢3. 体温の上昇

×:

電気刺激で体温は上昇しません。

選択肢4. 洞調律の回復

〇:

致死性不整脈に対して電気刺激を与える事で

一時的に心筋細胞がリセットされ

洞調律に回復させる目的で使用します。
 

まとめ

直流除細動器は、20~360Jの通電量を備えています。
一般の方も使用できるAEDは、
最大200Jの通電量である等の違いがあります。

参考になった数0

03

直流除細動器は、心臓のリズムが乱れた際に使用される医療機器です。

特に、心室細動や心室頻拍といった生命に危険を及ぼす不整脈を正常なリズムに戻すために使用されます。

正しい目的を理解して、選択肢を確認しましょう。

選択肢1. 血圧の上昇

直流除細動器の目的は、血圧を直接上昇させることではありません。

除細動の作用は、乱れた心臓のリズムを正常に戻すことにあり

血圧自体を直接的に改善するものではないため、この選択肢は不適切です。

選択肢2. 呼吸の促進

除細動器は呼吸を促進するための機器ではありません。

呼吸機能は呼吸器系の管理が必要なので、この選択肢も不適切です。

選択肢3. 体温の上昇

除細動器には体温を上昇させる効果はありません。

体温管理と、除細動の使用目的とは直接関係がありません。

この選択肢も不適切です。

選択肢4. 洞調律の回復

除細動器は、不整脈を治療することで洞調律(心臓の正常なリズム)を回復させることを目的としています。

心室細動や心室頻拍といった緊急の不整脈に対して使用され、

正常な心拍を取り戻すための重要な役割を果たします。

この選択肢が正解です。

まとめ

直流除細動器の主な目的は、乱れた心臓のリズムを正常な洞調律に戻すことです。

血圧や呼吸、体温の調整には関係せず、心臓のリズム管理が主な用途です。

除細動器の使用目的を正確に理解しておくことが、不整脈の緊急対応において重要です。

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