看護師の過去問
第113回
午前 問32
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問題
看護師国家試験 第113回 午前 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
健康寿命の説明で適切なのはどれか。
- 生活習慣病の予防は健康寿命を伸ばす。
- 令和元年(2019年)の健康寿命は女性より男性の方が長い。
- 令和元年(2019年)の健康寿命は平成28年(2016年)よりも短い。
- 平均寿命と健康寿命の差は健康上の問題なく日常生活が過ごせる期間である。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題を解くポイントは、健康寿命の定義を把握しているかどうかです。
厚生労働省によると、健康寿命とは
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。
以下の選択肢から相応しいものを確認していきましょう。
不正解です。
文章の内容としては誤りではないですが、設問に対する答えとしては相応しくないです。
健康寿命を伸ばす一つの要因として、生活習慣病予防はとても大切です。
不正解です。
厚生労働省によると、2019年の健康寿命は、男性が72.68歳・女性が75.38歳です。
不正解です。
厚生労働省によると、2016年の健康寿命は、男性が72.14歳・女性が74.79歳です。
2019年の健康寿命と比較しても、健康寿命が長くなっているのがデータで示されています。
正解です。
平均寿命と健康寿命の差は、健康上の問題もなく日常生活が過ごせる期間のことです。
選択肢の内容そのものです。
健康寿命と平均寿命の差を縮小することで、個人の生活の質の低下を防ぎ、社会保障負担の軽減も期待できます。
健康寿命の延伸と平均寿命との差の縮小を図るには、
疾病予防や健康増進、介護予防などに取り組むことが重要です。
こちらも一緒におさえておきましょう。
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02
健康寿命とは
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」
のことをいいます。
生活習慣病とは、偏った食事や運動不足、
飲酒、喫煙、ストレスなどの生活習慣によって起こる病気
(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)で
命に関わる疾患の原因となることもあります。
平均寿命の伸びに合わせて、
生活習慣病の割合が増加し
生活習慣病が原因で亡くなる人口も増えています。
〇:
健康寿命を伸ばすには生活習慣病の予防が重要です。
×:
女性の方が長くなっています。
(男性81.41歳、女性87.45歳)
×:
男女共に長くなっています。
(男性+0.54歳、女性+0.59歳)
×:
日常生活に制限のある不健康な期間を意味します。
男女ともに平均寿命と健康寿命の差は小さくなってきています。
将来的に、平均寿命が延びた場合、
健康寿命との差が拡大すると、
健康上の問題だけではなく、
医療費および介護費の増加が懸念されます。
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03
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指します。
平均寿命が延びる中で、健康寿命をいかに延ばすかが重要な課題となっています。
ここでは、健康寿命に関する各選択肢の正誤を確認していきましょう。
生活習慣病の予防は、健康寿命を大きく伸ばすことに役立ちます。
適切な食生活、運動習慣、禁煙などの健康的な生活習慣を維持することで、
生活習慣病の発症を防ぎ、健康上の問題を減少させることができます。
その結果、健康寿命を延ばすことが期待されるため、この選択肢が正解です。
令和元年(2019年)の健康寿命は、
男性が72.68歳、女性が75.38歳であり、女性の方が長いです。
したがって、この選択肢は誤りです。
健康寿命は年々延びており、
令和元年(2019年)は平成28年(2016年)よりも長くなっています。
したがって、この選択肢は誤りです。
平均寿命と健康寿命の差は、健康上の問題で日常生活が制限される期間、
すなわち「不健康な期間」を意味します。
したがって、この選択肢は誤りです。
健康寿命を延ばすためには、生活習慣病の予防が重要です。
適切な生活習慣を維持することで、健康上の問題を減少させ、
健康寿命の延伸が期待できます。
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