看護師 過去問
第113回
問46 (午前 問46)
問題文
自助具を図に示す。
関節リウマチ(rheumatoid arthritis)によって肩関節に痛みがある患者の関節への負担を軽減する自助具で適切なのはどれか。
関節リウマチ(rheumatoid arthritis)によって肩関節に痛みがある患者の関節への負担を軽減する自助具で適切なのはどれか。
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問題
看護師国家試験 第113回 問46(午前 問46) (訂正依頼・報告はこちら)
自助具を図に示す。
関節リウマチ(rheumatoid arthritis)によって肩関節に痛みがある患者の関節への負担を軽減する自助具で適切なのはどれか。
関節リウマチ(rheumatoid arthritis)によって肩関節に痛みがある患者の関節への負担を軽減する自助具で適切なのはどれか。
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この過去問の解説 (3件)
01
関節リウマチ(RA)の患者では、関節の炎症や変形により動作が制限されることが多く、
日常生活の活動(ADL)を支援するために自助具が役立ちます。
肩関節に痛みがある患者の場合、肩の動きを最小限に抑えることで、
関節への負担を軽減できます。
ここでは各自助具の用途を確認し、肩関節への負担軽減に適したものを考えます。
万能カフは、握力が低下している場合に、スプーンやフォークなどを固定して使用する自助具です。
肩関節への負担軽減とは直接関係がないため、この選択肢は不適切です。
長柄ブラシは、肩を大きく動かさずに髪をとかすことができる自助具です。
肩関節への動作範囲を小さくし、痛みや負担を軽減するのに役立ちます。
この選択肢が正解です。
コップホルダーは、手の変形や筋力低下がある場合にコップを持ちやすくするための補助具です。
肩関節の負担軽減には直接的に寄与しないため、この選択肢は不適切です。
ボタンエイドは、指の機能が低下している場合に衣類のボタンをかける際に使用する自助具です。
肩関節への負担軽減には直接関係がないため、この選択肢は不適切です。
関節リウマチで肩関節に痛みがある患者の関節への負担を軽減する自助具として適切なのは「長柄ブラシ」です。
この自助具は、肩の動きを最小限にし、日常生活動作をサポートするのに有効です。
他の選択肢である万能カフ、コップホルダー、ボタンエイドは、
それぞれ特定の状況には役立つものの、肩関節の負担軽減には直接適していません。
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02
肩関節の痛みがある為、
可動域が縮小している状態であると読み取れます。
肩関節の可動域の理解がポイントとなります。
不正解の選択肢は、手を使った自助具になります。
×:
握力低下、手指屈曲困難な場合に用います。
〇:
肩関節痛がある場合、長柄ブラシを使うことにより、
肩関節の可動域を小さくしながら身体を洗浄する事ができます。
×:
手指屈曲困難な場合に用います。
×:
手指屈曲困難、手の巧緻動作が困難場合に用います。
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03
関節リウマチによって肩関節に痛みがある患者の関節への負担を軽減する自助具で適切なのは、「長柄ブラシ」です。
長柄ブラシは柄が長いため、腕を高く上げずに使用でき、肩関節への負担を軽減します。
万能カフは、握力が低下している患者がスプーンや歯ブラシなどの道具を安定して持てるよう、手に固定するための自助具です。
握力の補助には有効ですが、肩関節への負担を軽減する目的には適していません。
長柄ブラシは、持ち手が長い設計のため、肩をあまり上げなくても頭や背中などに届きやすく、肩関節への負担を軽減できます。
関節リウマチで肩に痛みがある患者が、自分で髪をとかしたり、体を洗ったりする際に便利です。
肩関節に余計な負担をかけずにケアを行えるため、適切な自助具です。
コップホルダーは、コップを持つ動作が困難な人が使いやすいように安定性を高める補助具で、握力や手指の細かな動きに困難がある患者に適しています。
しかし、肩関節への負担を軽減する役割はありません。
ボタンエイドは、ボタンを留める動作が困難な場合に、ボタンを引っかけて留めやすくする自助具です。
手指の関節痛や機能低下の補助には役立ちますが、肩関節への負担軽減には直接的に役立たないため、適切ではありません。
関節リウマチで肩関節に痛みがある場合、長柄ブラシのように肩を動かす範囲を減らせる自助具が有効です。
患者の症状や関節への負担を考慮した道具選びが重要です。
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