看護師 過去問
第113回
問154 (午後 問34)

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問題

看護師国家試験 第113回 問154(午後 問34) (訂正依頼・報告はこちら)

指鼻試験で評価するのはどれか。
  • 視野
  • 小脳機能
  • 表在反射
  • 複合知覚

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「小脳機能」です。

指鼻試験は、小脳機能を評価する検査です。

患者が腕を伸ばし、指で自分の鼻を正確に触れることができるかを確認することで、運動の協調性や正確性を判断します。

特に、小脳が損傷すると、運動の協調が難しくなり、指鼻試験で指が鼻にうまく届かなかったり、動きがぎこちなくなったりします。

 

選択肢1. 視野

視野は、眼科的な検査で評価され、指鼻試験とは無関係です。

視野の検査は、視覚の範囲や欠損を確認するものです。

 

選択肢2. 小脳機能

小脳は、運動の協調やバランスを制御する役割を担います。

指鼻試験では、この小脳の働きが正常かどうかを確認するために使用されます。

 

選択肢3. 表在反射

表在反射は、皮膚や粘膜に対する反射反応を評価するもので、指鼻試験では評価されません。

 

選択肢4. 複合知覚

複合知覚は、複数の感覚(触覚や位置感覚など)を統合する能力ですが、これも指鼻試験の目的ではありません。

まとめ

指鼻試験は、運動の協調性や正確な動作の実行能力を確認することで、小脳や神経系の異常を評価する重要な検査です。

この検査結果によって、神経疾患や小脳障害の有無を判断する手がかりが得られます。

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02

正解は2  小脳機能です

指鼻指試験(鼻指鼻試験)は、患者の指と検者の指を交互に動かして、運動失調の有無を評価する検査です。

運動失調は小脳や前庭迷路系脊髄の障害によって生じるため、指鼻指試験でこれらの機能を評価します。

選択肢1. 視野

指鼻試験で視野は評価できないため不適切です。

選択肢2. 小脳機能

指鼻指試験(鼻指鼻試験)は、患者の指と検者の指を交互に動かして、運動失調の有無を評価する検査です。

運動失調は小脳や前庭迷路系脊髄の障害によって生じるため、指鼻指試験でこれらの機能を評価します。

そのため小脳機能は適切です。

選択肢3. 表在反射

指鼻試験で表在反射は評価できないため不適切です。

選択肢4. 複合知覚

指鼻試験で複合知覚は評価できないため不適切です。

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03

指鼻試験(指鼻指試験)は、患者が腕を伸ばし、指で自分の鼻を正確に触れるかを確認する検査です。

これにより、運動の協調性や正確性を判断し、小脳機能を評価します。

選択肢1. 視野

視野については、対座法アムスラーチャートなどで評価を行います。

よって、この選択肢は適切ではありません。

 

選択肢2. 小脳機能

指鼻試験(指鼻指試験)とは、上肢の協調運動障害を評価するために実施され、小脳に障害があると指の運動の調整ができない場合があります。

選択肢3. 表在反射

表在反射とは、皮膚の刺激に対する筋肉の収縮のことをいい、足底反射バビンスキー反射などがあります。

この反射によって、錐体路や末梢神経系の障害の有無を評価することができます。

選択肢4. 複合知覚

複合知覚とは、大脳皮質で統合された情報をもとに物の性質や形態を認識する感覚のことをいい、立体認知2点識別覚などによって評価されます。

まとめ

小脳は、さまざまな部位から入力された情報をもとに、なめらかに運動できるように調節する役割を担っています。

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