看護師の過去問
第113回
午後 問35

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問題

看護師国家試験 第113回 午後 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

マイコプラズマ肺炎(mycoplasma pneumonia)の感染経路はどれか。
  • 空気感染
  • 血液感染
  • 飛沫感染
  • 媒介物感染

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この過去問の解説 (2件)

01

マイコプラズマとは、自己増殖可能な最小の微生物のことをいいます。

これは、他の細菌と異なり細胞壁をもっておらず、熱に弱いといった特徴があります。


 

選択肢1. 空気感染

マイコプラズマ肺炎(mycoplasma pneumonia)の感染経路として、空気感染は適切ではありません。

空気感染する疾患には、結核や麻疹などが挙げられます。

選択肢2. 血液感染

マイコプラズマ肺炎(mycoplasma pneumonia)の感染経路として、血液感染は適切ではありません。

輸血や血液製剤による血液感染をする疾患には、B・C型肝炎などが挙げられます。

選択肢3. 飛沫感染

マイコプラズマ肺炎(mycoplasma pneumonia)の感染経路は、飛沫感染接触感染です。

よって、この選択肢は適切です。

選択肢4. 媒介物感染

マイコプラズマ肺炎(mycoplasma pneumonia)の感染経路として、媒介物感染は適切ではありません。

媒介物感染とは、汚染された食物や水などによって伝播することをいい、主として食中毒が挙げられます。

まとめ

それぞれの感染症がどのような感染経路をたどるのか、しっかり整理しておきましょう。

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02

正解は「飛沫感染」です。

マイコプラズマ肺炎は、若年層に多く見られる肺炎で、風邪に似た症状(発熱、咳、喉の痛み)から始まりますが、咳が長引くのが特徴です。

症状は比較的軽症ですが、発熱や倦怠感が続く場合もあり、しばしば「非定型肺炎」と呼ばれます。

治療には抗生物質が有効であり、早期診断と治療が重要です。

 

 

選択肢1. 空気感染

マイコプラズマ肺炎は、結核や麻疹のような空気感染はしません。

飛沫が直接届かないほどの距離では感染しないため、空気感染ではありません。

 

選択肢2. 血液感染

血液感染は、マイコプラズマ肺炎の感染経路ではありません。

血液を介して広がる病気ではなく、主に呼吸器を介して感染します。

 

選択肢3. 飛沫感染

マイコプラズマ肺炎の主な感染経路は飛沫感染です。

咳やくしゃみなどで飛散する飛沫を吸い込むことにより、他の人が感染します。

 

選択肢4. 媒介物感染

マイコプラズマ肺炎は、蚊やダニなどの媒介物を通じて感染するわけではありません。

まとめ

マイコプラズマ肺炎は飛沫感染が主な感染経路です。

咳やくしゃみによる飛沫が近距離の人に伝わり、感染を引き起こすことが多く、特に人が密集する場所での感染が懸念されます。

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