看護師の過去問
第113回
午後 問37

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問題

看護師国家試験 第113回 午後 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

患者、看護師、ベッド、車椅子の位置を図に示す。
ベッド上にいる右片麻痺がある患者の端座位から車椅子への移乗を援助する看護師の足と車椅子の位置で適切なのはどれか。
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この過去問の解説 (2件)

01

この設問は、右片麻痺のある患者をベッドから車椅子に移乗する際の看護師の足と車椅子適切な位置について問うものです。

移乗介助は、患者の安全と快適さを確保するために重要な技術であり、適切な位置取りが求められます。

片麻痺のある患者さんの車いす移乗のポイント(前提)は①健側に車いすがあること。②看護師は患者の健側に立ち、足をしっかりと地面につけて安定した姿勢を保てることです。

 

選択肢1. 解答選択肢の画像

正解。

車いすが患者の健側側にあり、さらに、看護師の足が患者の健側側の足と車いすの間にあることです。

患者は健側に車いすがあることにより、車いすをつかむことが可能で足にも力が入れやすいです。

看護師は足を前後に配置することで患者が立ち上がる際に支えられるようにします。

また看護師は患者の体を支えながら、必要に応じて右足を軸に体を回転させるのを助けることができるので、スムーズに移乗介助ができるポジショニングとなります。

選択肢2. 解答選択肢の画像

不正解

患者の健側側に車いすがありますが、看護師の足の位置に問題があります。

本来、看護師の足は患者と車いすの間にあるべきです。

これでは患者と看護師の距離も近く、うまく回転することができません。

また看護師の足が患者の移乗の邪魔になります。

よってこの回答はスムーズではないため不正解となります。

 

選択肢3. 解答選択肢の画像

不正解

健側側に車いすを置くという前提から、不正解であることが分かります。

選択肢4. 解答選択肢の画像

不正解

健側側に車いすを置くという前提から、不正解であることが分かります。

また看護師の足のポジショニングにも問題があります。

まとめ

この問題では、右片麻痺の患者をベッドから車椅子に移乗する際の適切な位置取りについて理解することが求められました。

車椅子は患者の健側に配置し、看護師も健側に立つことで、患者が安全かつスムーズに移乗できるようにします。

移乗介助は患者の安全を確保するために重要であり、適切な技術と知識が必要です。

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02

適切な解答は、麻痺側への配慮と看護師の立ち位置、車椅子の配置が適切に考慮されたものです。

この配置によって、患者の安全を保ちながら円滑に移乗を進めることができます。

 

 

選択肢1. 解答選択肢の画像

看護師が麻痺側(右側)に立ち、車椅子が健側(左側)配置された状態です。
麻痺側に立つことで、看護師は患者の麻痺側を支えながら介助できます。

また、車椅子が健側にあることで、患者は健側を軸にして移乗することができます。

この配置は、患者の安全を確保しつつ、スムーズな移乗が可能です。

 

選択肢2. 解答選択肢の画像

看護師が麻痺側(右側)に立ち、車椅子が患者の健側(左側)にある配置です。
患者の健側に車椅子が配置されているのは良いですが、この場合の看護師の立ち位置は患者さんが移乗する際に健側を軸にして移乗しにくい立ち位置となっています。

 

選択肢3. 解答選択肢の画像

看護師が健側(左側)に立ち、車椅子が麻痺側(右側)にある配置です。
車椅子が麻痺側にあると、患者が自力で車椅子へ移動しづらく、また看護師がサポートする際に、患者の麻痺側への転倒リスクが高まります。

 

 

選択肢4. 解答選択肢の画像

看護師が健側(左側)に立ち、車椅子が麻痺側(右側)にある配置です。
看護師が患者の麻痺側を直接支えることができないため、患者がバランスを崩した場合のリスクが高くなります。

また、車椅子の位置も患者が自力で移乗するのに不適切です。

まとめ

移乗の際には、患者の麻痺側を看護師が支えやすく、患者自身が健側を使って体を支えることができるようにすることが重要です。

看護師が麻痺側に立ち、車椅子が麻痺側に寄り添う配置が最も安全で、移乗をスムーズに行うことができるため、適切な配置といえます。

 

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