看護師 過去問
第113回
問172 (午後 問52)

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問題

看護師試験 第113回 問172(午後 問52) (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者のサルコペニアの予防に関する指導内容で適切なのはどれか。
  • 読書をする。
  • 飲酒をやめる。
  • 塩分を制限する。
  • 筋肉に負荷をかける運動をする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「筋肉に負荷をかける運動をする。」です。
サルコペニアとは、低栄養と身体の活動性低下により引き起こされる、全身の骨格筋の量と質の低下を意味しています。

予防が重要であると言われており、その指導内容について正しいものを選択する問題です。
 

選択肢1. 読書をする。

誤った解答です。
サルコペニアの予防には、筋力増強のための運動指導が必要です。
読書は、教養を深めたり、気分転換には効果的ですが、一定の場所で動かずに行う趣味であるため、運動量がほとんどなく、筋力増強にはつながりません。
よって、指導内容としては誤りです。

選択肢2. 飲酒をやめる。

誤った解答です。
飲酒をやめることには、認知機能低下のリスクを減らしたり、生活習慣病罹患・悪化のリスクを減らす効果が見込めますが、サルコペニアの予防で大切な、筋肉量の増加には直接つながりません。
よって、指導内容としては誤りです。

選択肢3. 塩分を制限する。

誤った解答です。
塩分制限は、高血圧症や心不全、腎臓疾患の予防に効果がありますが、筋肉量を増やす効果はありません。
過度な塩分制限で食が進まず、低栄養に拍車をかけ、サルコペニアの進行を助長するおそれもあります。
よって、指導内容としては誤りです。

選択肢4. 筋肉に負荷をかける運動をする。

正しい解答です。
高齢者のサルコペニアの予防には、マイペースで無理なく続けることのできる運動が適しており、ウォーキングなどの有酸素運動が推奨されています。
よって、正しい指導内容です。

まとめ

サルコペニアはフレイルのもっとも重要な要因です。
どちらの用語も比較的新しい用語で、ロコモティブシンドロームと合わせて、目にする機会が多くなっています。
それぞれの特徴や、違いについて学んでおく必要があるでしょう。

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02

高齢者のサルコペニアの予防に関する指導内容として、どの選択肢が適切かを考えてみましょう。

サルコペニアは、加齢に伴う筋肉量の減少と筋力低下を指し、これを予防するためには適切な生活習慣が重要です。

選択肢1. 読書をする。

不正解

 読書は知的活動として脳の健康維持には役立ちますが、筋肉量や筋力の維持には直接的な効果はありません。

サルコペニアの予防には、身体的な活動が必要です。

選択肢2. 飲酒をやめる。

不正解:

 飲酒を控えることは健康全般に良い影響を与える可能性がありますが、サルコペニアの予防に直接的な効果があるわけではありません。

飲酒の制限は他の健康問題の予防に役立ちますが、筋肉の維持には運動が重要です。

選択肢3. 塩分を制限する。

不正解

塩分制限は高血圧や心血管疾患の予防に役立ちますが、サルコペニアの予防には直接関係しません。

筋肉の健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事と運動が必要です。

選択肢4. 筋肉に負荷をかける運動をする。

正解

筋肉に負荷をかける運動、特にレジスタンス運動や筋力トレーニングは、筋肉量を維持し、筋力を向上させるために非常に効果的です。

これにより、サルコペニアの進行を遅らせ、転倒や要介護状態になるリスクを減少させることができます。

まとめ

サルコペニアの予防には、筋肉に負荷をかける運動が最も効果的です。

運動は筋肉量を維持し、筋力を向上させるために不可欠であり、サルコペニアの進行を防ぐための重要な要素です。

他の選択肢は健康全般に影響を与える可能性がありますが、サルコペニアの予防には直接的な効果はありません。

したがって、筋力トレーニングを含む適切な運動を日常生活に取り入れることが推奨されます。

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03

正しい解答は「筋肉に負荷をかける運動をする」です。
高齢者のサルコペニア(加齢による筋力低下や筋肉量の減少)を予防するためには、筋肉に負荷をかける運動が最も効果的です。

 

選択肢1. 読書をする。

読書は知的活動やリラクゼーションには有効ですが、サルコペニアの直接的な予防にはなりません。
筋力や筋肉量を維持するためには、身体を動かす運動が不可欠です。

 

選択肢2. 飲酒をやめる。

飲酒を控えることは、健康管理の観点からは有益ですが、サルコペニア予防の直接的な方法とは言えません。
過度の飲酒は健康を害する要因になるため、控えることは重要ですが、筋肉量や筋力を増やすには運動が必要です。

 

選択肢3. 塩分を制限する。

塩分制限は高血圧予防や腎臓の健康を守るために重要です。
しかし、サルコペニアの予防としては、筋力を維持するための直接的な効果はありません。

 

選択肢4. 筋肉に負荷をかける運動をする。

筋肉に負荷をかける運動(レジスタンス運動)は、サルコペニア予防にとって最も効果的な方法です。
適度な筋トレやウォーキングなどの運動は、筋肉量を維持し、筋力を向上させる効果があります。
また、バランス能力も向上し、転倒予防にもつながります。

 

まとめ

サルコペニアを予防するためには、筋肉に負荷をかける運動が最も有効です。
適切な運動を日常的に取り入れることで、筋力を維持し、日常生活の自立を支えることが重要です。

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