看護師 過去問
第113回
問195 (午後 問75)

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問題

看護師試験 第113回 問195(午後 問75) (訂正依頼・報告はこちら)

体内で代謝された結果、胆汁酸として胆汁中に分泌されるのはどれか。
  • DNA
  • RNA
  • グリコーゲン
  • ヘモグロビン
  • コレステロール

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「コレステロール」です。
コレステロールは肝臓内で代謝され、胆汁酸となり胆汁中に排泄されます。
 

選択肢1. DNA

誤った解答です。
DNAとは、デオキシリボ核酸の略で、生命の遺伝情報を記録する物質です。
胆汁酸の排泄とは直接関係がありません。
 

選択肢2. RNA

誤った解答です。
RNAとは、核酸の一種で、細胞内の遺伝情報の伝達や、
タンパク質の合成に欠かせない物質です。
胆汁酸の排泄とは直接関係がありません。

選択肢3. グリコーゲン

誤った解答です。
グリコーゲンは、肝臓に貯蔵される、ブドウ糖が多数結合した多糖体です。
血中にグルコースとして放出され、血糖値を維持します。
胆汁中には排出されません。

選択肢4. ヘモグロビン

誤った解答です。

ヘモグロビンは、赤血球中に存在するタンパク質です。
古くなると肝臓で破壊され、間接ビリルビンとなり、血液内に放出されます。
その後、再び肝臓に取り込まれ、
直接ビリルビンとなって、胆汁として腸管内に排出されますが、
胆汁酸にはなりません。

 

選択肢5. コレステロール

正しい解答です。
肝臓で生成されたり、食事から取り込まれたコレステロールは、
胆汁酸として、胆嚢で濃縮されたあと、小腸へ排出されます。

まとめ

 コレステロール以外の選択肢は、胆汁酸の排泄に関与しません。

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02

体内で代謝された結果、胆汁酸として胆汁中に分泌されるのは、「コレステロール」です。

コレステロールは肝臓で代謝されて胆汁酸に変換され、胆汁中に分泌されます。

胆汁酸は脂肪の消化吸収を助ける重要な物質です。

 

選択肢1. DNA

DNA(デオキシリボ核酸)は遺伝情報を担う分子であり、細胞核やミトコンドリア内に存在します。

体内で代謝された結果、胆汁酸に変換されることはありません。

 

選択肢2. RNA

RNA(リボ核酸)は、遺伝情報の伝達やタンパク質合成に関与する分子です。

RNAも胆汁酸の前駆物質にはなりません。

 

選択肢3. グリコーゲン

グリコーゲンは、肝臓や筋肉に貯蔵されるエネルギー源で、必要に応じてグルコースに分解されます。

グリコーゲンが胆汁酸に変換されることはありません。

 

選択肢4. ヘモグロビン

ヘモグロビンは赤血球中のタンパク質で、酸素の運搬に関与します。

古くなった赤血球の破壊によりヘモグロビンは分解され、最終的にビリルビンとして胆汁中に排泄されますが、胆汁酸には変換されません。

 

選択肢5. コレステロール

コレステロールは、肝臓で代謝されて胆汁酸に変換されます。

胆汁酸は、脂肪の乳化を助けて消化吸収を促進する働きを持つため、胆汁中に分泌され、消化過程で重要な役割を果たします。

 

まとめ

胆汁酸はコレステロールが代謝されて作られます。

胆汁酸は消化において重要な役割を果たし、体内の脂質代謝にも関与します。

他の選択肢は胆汁酸の前駆物質ではなく、別の役割を担う物質です。

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