看護師の過去問
第113回
午後 問75

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問題

看護師国家試験 第113回 午後 問75 (訂正依頼・報告はこちら)

体内で代謝された結果、胆汁酸として胆汁中に分泌されるのはどれか。
  • DNA
  • RNA
  • グリコーゲン
  • ヘモグロビン
  • コレステロール

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この過去問の解説 (1件)

01

体内で代謝された結果、胆汁酸として胆汁中に分泌されるのは、「コレステロール」です。

コレステロールは肝臓で代謝されて胆汁酸に変換され、胆汁中に分泌されます。

胆汁酸は脂肪の消化吸収を助ける重要な物質です。

 

選択肢1. DNA

DNA(デオキシリボ核酸)は遺伝情報を担う分子であり、細胞核やミトコンドリア内に存在します。

体内で代謝された結果、胆汁酸に変換されることはありません。

 

選択肢2. RNA

RNA(リボ核酸)は、遺伝情報の伝達やタンパク質合成に関与する分子です。

RNAも胆汁酸の前駆物質にはなりません。

 

選択肢3. グリコーゲン

グリコーゲンは、肝臓や筋肉に貯蔵されるエネルギー源で、必要に応じてグルコースに分解されます。

グリコーゲンが胆汁酸に変換されることはありません。

 

選択肢4. ヘモグロビン

ヘモグロビンは赤血球中のタンパク質で、酸素の運搬に関与します。

古くなった赤血球の破壊によりヘモグロビンは分解され、最終的にビリルビンとして胆汁中に排泄されますが、胆汁酸には変換されません。

 

選択肢5. コレステロール

コレステロールは、肝臓で代謝されて胆汁酸に変換されます。

胆汁酸は、脂肪の乳化を助けて消化吸収を促進する働きを持つため、胆汁中に分泌され、消化過程で重要な役割を果たします。

 

まとめ

胆汁酸はコレステロールが代謝されて作られます。

胆汁酸は消化において重要な役割を果たし、体内の脂質代謝にも関与します。

他の選択肢は胆汁酸の前駆物質ではなく、別の役割を担う物質です。

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