公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午後 問87
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問題
公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問87 (訂正依頼・報告はこちら)
中枢神経系のうち、意識水準の維持に必須の領域として、正しいものを1つ選べ。
- 小脳
- 前頭葉
- 大脳基底核
- 大脳辺縁系
- 脳幹網様体
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この過去問の解説 (3件)
01
2の前頭葉は、認知機能や運動機能に関与しています。
3の大脳基底核は、運動制御に関与しています。
4の大脳辺縁系は、短期記憶や情動に関与(海馬や偏桃体)しています。
5の脳幹網様体は、呼吸・心拍数・血圧の調節、意識水準の維持を担っています。
よって正解は5となります。
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02
正解は5です。
意識を作り出す脳の部位は、大脳、小脳、脳幹になります。この中で、意識の覚醒状態を保つ部位は脳幹です。
脳幹の中でも、特に網様体という部位が意識の覚醒状態を保つために必要な部位になります。網様体があることで、大脳(特に大脳皮質)が高い水準で保たれることになります。
1.→小脳は、身体のバランスや姿勢を保つこと、運動をスムーズに行う役割を持つ領域です。よって、1は誤りです。
2.→前頭葉は、運動や記憶、言語の機能を担っています。よって、2は誤りです。
3.→大脳基底核は、運動を調節したり、認知、感情、動機づけや学習などを行う機能を担っています。よって、3は誤りです。
4.→大脳辺縁系は、情動の表出、食欲、性欲、睡眠欲、意欲などの本能、喜怒哀楽、情緒、神秘的な感覚、睡眠や夢などに関与しています。記憶、自律神経の活動にも関与しています。よって、4は誤りです。
5.→脳幹網様体は、意識の覚醒状態を保つ部位です。よって、5が正解です。
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03
以下に解説します。
正しいです。
脳幹網様体は、意識水準や覚醒状態の維持に重要な役割を果たします。脳幹の網様体は、大脳皮質に対して覚醒信号を送ることで、意識を維持し、警戒状態を保つ役割を果たしています。これが損傷すると、昏睡や意識障害が生じる可能性があります。
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