公認心理師の過去問
第3回(2020年)
午前 問20
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問題
公認心理師試験 第3回(2020年) 午前 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
介護保険が適用されるサービスとして、正しいものを1つ選べ。
- 配食サービス
- 精神科訪問看護
- 介護ベッドの購入
- 住宅型有料老人ホーム
- 通所リハビリテーション
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は5です。
介護保険が適用されるサービスとしては、訪問サービス(訪問介護、訪問看護、訪問入浴介護等)、通所サービス(通所介護、通所リハビリテーション等)、施設サービス(介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院)、地域密着型サービス(グループホーム等)があります。
各選択肢については以下の通りです。
1 配食サービスは、介護保険のサービスには含まれていません。よって、選択肢は誤りです。
2 精神科訪問看護は、医療保険の適用となります。よって、選択肢は誤りです。
3 介護ベッドは、レンタルの場合は介護保険サービスの「福祉用具貸与」にあたりますが、購入は適用外です。よって、 選択肢は誤りです。
4 住宅型有料老人ホームは、介護保険のサービスには含まれていません。よって、選択肢は誤りです。
5 前述のとおり、通所リハビリテーションには介護保険が適用されます。よって、選択肢は正しいです。
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02
正答は5です。
介護保険制度は、高齢者が介護サービスを受ける際に発生する費用に充てられ、高齢者の暮らしを支えていくための制度です。
適応されるサービスとしては、居宅サービス(訪問介護、通所介護、短期入所生活介護)、施設サービス(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設)、地域密着型サービス(小規模多機能型居宅介護や複合型サービス)などが挙げられます。
1 配食サービスとは、食事(お弁当)を自宅まで配達してくれるサービスです(訪問介護による調理の支援とは異なります)。介護保険に配食サービスはなく、自治体や民間企業が行っている保険外サービスとなります。したがって、誤りとなります。
2 精神科訪問看護とは、精神疾患を持った方の自宅などに看護師が訪問し、必要なケアを行うサービスです。介護保険対象者であっても医療保険を優先するとされているため、正しいとは言えません。
3 介護ベッド(福祉用具)の「レンタル」については、介護保険制度のサービスとして位置付けられています。しかし、原則対象となるのはレンタルであり、「購入」についてはサービスの対象外となります。したがって、誤りとなります。
4 住宅型有料老人ホームとは、食事・掃除などの生活支援サービスを受けることができる高齢者施設であり、生活支援のみを行うため、介護保険の適用とはなりません。介護が必要となった場合は、他のサービス事業所と契約し、訪問介護などの介護保険サービスを利用することになります。したがって、誤りとなります。
5 通所リハビリテーションとは、要介護者が通いでリハビリを受けるといった居宅サービスであり、介護保険が適用されます。
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