公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午前 問57

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 午前 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

緩和ケアで用いられるモルヒネの三大副作用に該当するものを2つ選べ。
  • 悪心
  • 眠気
  • 頻尿
  • 過換気
  • 高血圧

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、緩和ケアにおけるモルヒネの使用と、その主要な副作用に関する知識が問われています。

 

モルヒネは強力な鎮痛効果を持つ一方で、特定の副作用が頻繁に見られることを理解しておく必要があります。

 

副作用の中でも特に頻度が高く、臨床上重要とされる「三大副作用」を正確に把握することが重要です。

選択肢1. 悪心

この選択肢は正解です。悪心はモルヒネの三大副作用の一つとして広く認識されています。嘔吐中枢への直接作用や消化管運動の低下により引き起こされ、患者のQOLに大きな影響を与える可能性があります。
 

選択肢2. 眠気

この選択肢は正解です。眠気もモルヒネの三大副作用の一つです。中枢神経系への作用により引き起こされ、特に投与初期や増量時に顕著に現れることがあります。患者の日常生活に支障をきたす可能性があるため、注意が必要です。

選択肢3. 頻尿

この選択肢は不正解です。頻尿はモルヒネの一般的な副作用ではありません。むしろ、モルヒネは尿閉を引き起こす可能性があり、排尿困難が副作用として知られています。

選択肢4. 過換気

この選択肢は不正解です。過換気はモルヒネの典型的な副作用ではありません。むしろ、モルヒネは呼吸抑制を引き起こす可能性があり、これは重大な副作用の一つとして注意が必要です。

選択肢5. 高血圧

この選択肢は不正解です。高血圧はモルヒネの一般的な副作用ではありません。むしろ、モルヒネは血管拡張作用があり、低血圧を引き起こす可能性があります。

まとめ

緩和ケアでのモルヒネ使用における三大副作用は、悪心、眠気、便秘です。

 

これらは頻度が高く、患者のQOLに大きな影響を与えるため、適切な対策が必要です。また、呼吸抑制や尿閉などの他の副作用にも注意が必要です。

 

モルヒネの効果的な使用には、これらの副作用を理解し、適切に管理することが重要です。

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02

モルヒネは、がんの緩和ケアなどで用いられる薬です。

激しい痛みや咳を抑える、激しい下痢を抑える、手術後の腸管の動きを抑えるなどの作用があります。

副作用としては、便秘、悪心・嘔吐・眠気などが生じます。

 

よって、この問題の正答は「悪心」「眠気」となります。

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03

モルヒネは緩和ケアにおいて、痛みの緩和のために用いられる鎮痛剤の1つです。

選択肢1. 悪心

この選択肢は正しいです。悪心はモルヒネの三大副作用の1つです。投与初期に見られ、数日~1週間程度で耐性が生じ改善されることが多いです。

選択肢2. 眠気

この選択肢は正しいです。眠気はモルヒネの三大副作用の1つです。投与初期に見られますが、数日で改善されることが多いです。

選択肢3. 頻尿

この選択肢は誤りです。頻尿はモルヒネの三大副作用には含まれません。モルヒネの副作用には、頻尿ではなく排尿障害として排尿困難や尿閉などの増悪が挙げられます。

選択肢4. 過換気

この選択肢は誤りです。過換気はモルヒネの三大副作用には含まれません。モルヒネの副作用には、呼吸抑制の増強などが挙げられます。

選択肢5. 高血圧

この選択肢は誤りです。高血圧はモルヒネの三大副作用には含まれません。モルヒネの副作用には、循環器作用として血管拡張作用などがあることから血圧の低下が起こりやすいとされています。

まとめ

頻度が高いものも多くありますが、中には耐性により改善するものもあります。これらの副作用を理解した上で適切に投薬の管理をする必要があることに注意が必要です。

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