公認心理師 過去問
第7回 (2024年)
問95 (午後 問18)

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 問95(午後 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

クライエントの問題の成り立ち、変化、継続及び介入方法についての仮説生成を行うことを表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 機能分析
  • テストバッテリー
  • コンサルテーション
  • ケース・フォーミュレーション
  • エビデンスベイスト・アプローチ

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、心理臨床における事例理解と介入計画の立案プロセスに関する重要な概念を理解することが求められています。

 

特に、クライエントの問題を包括的に分析し、介入方法を導き出すための専門的な手法について問われています。また、選択肢が示す概念の特徴と、臨床実践における役割を正確に把握することが重要です。

選択肢1. 機能分析

この選択肢は不適切です。機能分析は行動の機能を分析する手法ですが、問題の包括的な理解や介入計画の立案全体を指す用語ではありません。

選択肢2. テストバッテリー

この選択肢は不適切です。テストバッテリーは複数の心理検査を組み合わせて実施することを指しますが、問題の理解や介入計画の立案プロセス全体を表すものではありません。

選択肢3. コンサルテーション

この選択肢は不適切です。コンサルテーションは専門家間の相談や助言を指しますが、クライエントの問題分析や介入計画の立案プロセスそのものを指す用語ではありません。

選択肢4. ケース・フォーミュレーション

この選択肢が最も適切です。ケース・フォーミュレーションは、クライエントの問題の成り立ち、変化、継続要因を分析し、介入方法を導き出す包括的な仮説生成プロセスを指します。

選択肢5. エビデンスベイスト・アプローチ

この選択肢は不適切です。エビデンスベイスト・アプローチは科学的根拠に基づく実践を指しますが、個別のケースにおける問題分析や介入計画の立案プロセスそのものを表す用語ではありません。

まとめ

ケース・フォーミュレーションは、クライエントの問題を包括的に理解し、適切な介入方法を導き出すための重要な臨床プロセスです。

 

このプロセスでは、問題の成り立ち、変化要因、継続要因を分析し、それに基づいて介入方法の仮説を生成します。

 

公認心理師として、ケース・フォーミュレーションの重要性を理解し、実践できることが求められます。また、他の関連概念(機能分析、エビデンスベイスト・アプローチなど)との違いを明確に区別できることも重要です。

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02

臨床場面におけるアプローチの手法に関する知識が問われています。

 

この問題の正答は「ケース・フォーミュレーション」です。

では、選択肢を見てみましょう。

選択肢1. 機能分析

誤りです。

「機能分析」とは、不適応行動に何らかの意味があると考え、それが生じる過程を分析する方法です。

「不適応行動を引き起こすきっかけ」「実際の行動(不適応行動)」「行動による結果や反応」のように分けて考え、きっかけや結果を変えることにより、行動を適応的に変えていこうと取り組みます。

選択肢2. テストバッテリー

誤りです。

「テストバッテリー」とは、複数の心理検査を組み合わせて実施し、アセスメントすることを言います。

例えば、知的能力を測る検査と性格や心理検査を測る検査を組み合わせるなどです。一つの検査を行い、その結果によって、さらに別の検査を実施する場合もあります。

選択肢3. コンサルテーション

誤りです。

「コンサルテーション」とは、専門性の異なる職種同士による情報共有や課題解決に向けた話し合いを行うことを指します。

例えば、学校現場であれば、スクールカウンセラー、担任教諭、養護教諭、管理職で話し合いを行い、それぞれの立場からの意見を出し合って児童生徒の支援を考えるような場合を言います。

選択肢4. ケース・フォーミュレーション

正答です。

「ケース・フォーミュレーション」とは、クライエントについてのアセスメントを基に、生じている問題や状況がどのようにして起こっているのか仮説を立て、支援の見通しを立てることを言います。アセスメントのために収集した情報をまとめて、支援やカウンセリングに活かせるように検討していきます。

選択肢5. エビデンスベイスト・アプローチ

誤りです。

「エビデンスベイスト・アプローチ」とは、科学的根拠に基づいて支援を行うことを言います。支援方法の有効性があるか、カウンセラー自身が冷静に正しい方法で実施できるか、クライエントに合った方法であるかなど、客観的に検討しながら行うことが求められます。

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