公認心理師 過去問
第7回 (2024年)
問99 (午後 問22)

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 問99(午後 問22) (訂正依頼・報告はこちら)

生活習慣病に該当するものを1つ選べ。
  • B型肝炎
  • 1型糖尿病
  • Parkinson病
  • Turner症候群
  • 本態性高血圧症

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、生活習慣病の定義と特徴を正確に理解することが重要です。

 

生活習慣病は、食事、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣が発症や進行に大きく関与する疾患群を指します。

 

各選択肢の疾患の原因や特徴を把握し、生活習慣との関連性を考慮する必要があります。

選択肢1. B型肝炎

この選択肢は不適切です。B型肝炎はウイルス感染によって引き起こされる疾患であり、生活習慣が直接的な原因ではありません。

選択肢2. 1型糖尿病

この選択肢は不適切です。1型糖尿病は主に自己免疫疾患であり、生活習慣よりも遺伝的要因や環境因子が発症に関与します

選択肢3. Parkinson病

この選択肢は不適切です。Parkinson病は神経変性疾患であり、主に遺伝的要因や環境因子が原因とされ、生活習慣病には分類されません。

選択肢4. Turner症候群

この選択肢は不適切です。Turner症候群は染色体異常による先天性疾患であり、生活習慣とは無関係です。

選択肢5. 本態性高血圧症

この選択肢が最も適切です。本態性高血圧症は、食塩摂取量、肥満、運動不足、ストレスなどの生活習慣が発症や進行に大きく関与する典型的な生活習慣病です。

まとめ

生活習慣病は、日常の生活習慣が発症や進行に深く関与する疾患群です。本態性高血圧症、2型糖尿病、脂質異常症、肥満などが代表的な例です。

 

これらの疾患は、適切な生活習慣の改善によって予防や進行抑制が可能です。一方、遺伝性疾患、感染症、自己免疫疾患などは生活習慣病には含まれません。

 

公認心理師として、生活習慣病の特徴を理解し、予防や治療における心理的アプローチの重要性を認識することが求められます。

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02

生活習慣病とは、食事、睡眠、運動、飲酒、喫煙などの生活習慣が関係して起こる病気を言います。

具体的な病気として、糖尿病、高血圧、脂質異常症、虚血性心疾患、脳血管障害、脳卒中、がんなどがあげられます。

治療には、食事療法、運動療法、薬物療法などがあります。

 

この問題の正答は、「本能性高血圧症」です。

では、選択肢を見てみましょう。

 

 

選択肢1. B型肝炎

誤りです。

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝臓の病気を言います。食欲不振や吐き気、倦怠感、黄疸などの症状が見られます。

これは、生活習慣病には含まれません。

選択肢2. 1型糖尿病

誤りです。

1型糖尿病は、膵臓のインスリンを作る細胞が壊されてしまうことにより生じる病気です。生活習慣によるものではなく、遺伝やウイルス感染によるものです。口の渇き、水分を多く取る、尿量が増える、脱水などの症状が起きる事があり、インスリン注射による治療が必要とされています。

生活習慣病とされている糖尿病は、2型糖尿病と呼ばれ、病気の原因に違いがあります。

選択肢3. Parkinson病

誤りです。

パーキンソン病は、脳のドーパミンが減ることによって起きる病気です。ドーパミンが減ることにより、体が動きにくくなるような症状が起こります。

これは、生活習慣によるものではなく、加齢等が関係しているとも言われていますが、十分な要因は分かっていません。

選択肢4. Turner症候群

誤りです。

ターナー症候群は、女性にだけ見られる疾患で、染色体の異常によるものです。特徴として、低身長、首から肩にかける皮膚のたるみ、肘から先の腕が外に離れているなどの身体の特徴が見られたり、二次性徴の異常が起きたりします。

染色体の異常によるものですので、生活習慣病には含まれません。

選択肢5. 本態性高血圧症

正答です。

本能性高血圧症とは、さまざまな要因によって生じており具体的な原因が明らかでない高血圧を指します。高血圧と診断されている方の約90%が本能性高血圧症と言われています。よって、生活習慣病に含まれます。

ホルモン異常や内臓の病気などによって起きるような原因が特定されている高血圧は、二次性高血圧症と呼ばれます。

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