一級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科2(環境・設備) 問26

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問題

一級建築士試験 平成27年(2015年) 学科2(環境・設備) 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

日照・日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 直射日光の色温度は、日没前頃より正午頃のほうが高い。
  • 日影図における日影時間の等しい点を結んだものを、等時間日影線という。
  • 日照率は、1日( 24時間 )に対する日照時間の割合である。
  • 北緯35度の地点における春分・秋分の日の終日日射量は、終日快晴の場合、どの向きの鉛直面よりも水平面のほうが大きい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1:設問通りです
色温度とは光源の出す光の色をこれと等しい光色を出す黒体の絶対温度によって表したものを指します。
色温度の低→高につれて光色は赤(暖)→青(涼)となります。
したがって日没前頃より正午頃の方が色温度が高くなります。

2:設問通りです
この等時間日影線は建築物の日影規制(4時間以上日影となる範囲)を算出する際に用います。

3:誤りです
日照率とは日照時間(実際に日があたっていた時間)の可照時間(日の出~日の入りの時間)に対する割合を指します。

4:設問通りです
北緯35度(東京)の地点における
春分~夏至~秋分の日の終日日射量は水平面が一番大きく、
冬至の日の終日日射量は南面が一番大きくなります。

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02

3が不適当です。

1.記述のとおりです。色温度の低・中・高に対し、光色は赤・橙・黄・白・青
 であることから、直射日光の色温度は、日没前頃より正午頃のほうが高くな
 ります。

2.記述のとおりです。

3.日照率は日照時間÷可照時間×100%で示されることから、日の出から日没ま
 での時間に対する日照時間の割合です。

4.記述のとおりです。北緯35度の地点における春分・秋分の日の終日日射量
 は、水平面>南鉛直面>東・西鉛直面の順となります。

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03

1 正。炭などの黒体を熱し温度が上昇すると暗い赤色からオレンジ色に変化し、さらに温度が上昇すると白色になり最後には青白い色になります。
直射日光の色温度は、赤みをおびた日没前頃よりも、青みをおびた正午頃のほうが高くなります。

2 正。

3 誤。日照率は可照時間に対する日照時間の割合です。
可照時間は日の出から日没までの時間を言います。

4 正。北緯35度の地点における春分・秋分の日の終日日射量は、水平面>南面>東西面>北面の順になります。

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