一級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科5(施工) 問117

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

一級建築士試験 平成27年(2015年) 学科5(施工) 問117 (訂正依頼・報告はこちら)

左官工事及びタイル張り工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • セメントモルタルによる磁器質タイル張りにおいて、コンクリート下地へ行う超高圧水洗浄法については、コンクリートの表面の清掃、目荒し等を確実に行うため吐出圧を150~200N/mm2とした。
  • コンクリート外壁へのモルタル塗りの下塗りとして、ポリマーセメントを調合したモルタルを塗り付ける際の1回の塗り厚は、10~15mmとなるようにした。
  • コンクリート下地へのモルタル塗りにおいて、モルタルの1回の練混ぜ量については、品質を確保するために、60分以内に使い切れる量とした。
  • 縦壁ロッキング構法によるALCパネルへの磁器質タイル張りにおいて、ALCパネルの目違い精度については6mm以内とし、ALCパネルの伸縮目地とタイル面の伸縮調整目地を一致させた。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.[正]
超高圧水洗浄法は水の圧力でコンクリート表面の洗浄、目荒しを行う工法です。吐出圧は150~200N/mm2とします。
2.[誤]
ポリマーセメントを調合したモルタルの1回の塗り厚は6mmを標準とし、9mm以下とします。
設問では10~15mmとあるため誤りです。
3.[正]
モルタルの1回の練混ぜ量は2時間以内で使い切れる量とし、夏季は1.5時間以内とします。
4.[正]
ALCパネルへの目違い精度は±6mm以内とし±3mmになるまで不陸調整をします。またALCパネルの伸縮目地とタイルの目地は一致させ、ALCパネルをまたいだタイル張りは行わないようにします。

参考になった数26

02

1. 設問の通り
 タイルの剥離防止のため、コンクリート表層の脆弱部およびレイタンスを除
 去し、また、目荒らしを実施する必要があります。
 超高圧水洗浄法では吐出圧150N/㎜程度、高圧水洗浄では50N/㎜程度としま
 す。
 
2.誤り
 ポリマーセメントを調合したモルタルの総塗厚さは10〜15㎜以下とし、ま
 た、2回に分けて塗付けるようにします。1回の塗り厚は6㎜〜9㎜としま
 す。

3.設問の通り
 モルタルは原則機械練りとし、60分以内に張り終える量とします。

4.設問の通り
 

参考になった数8

03

1.設問通り、適当です。
2.誤りです。
一般に外壁のモルタル下塗りには、ポリマーセメントモルタルを使用します。1回の塗り厚は6㎜を標準とし、最大9㎜以下とします。厚く塗るとダレ・ズレが生じ、部分的に接着不良やひび割れが発生します。
3.設問通り、適当です。
4.設問通り、適当です。

参考になった数7