一級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科1(計画) 問12
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問題
一級建築士試験 令和5年(2023年) 学科1(計画) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
住宅の作品名(設計者、建設地)とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- バラガン自邸(ルイス・バラガン、メキシコ)は、庭と分かち難く結びついた内部空間をもち、居間の奥には庭に面して大きな窓を設け、積極的に外部を内部に取り込んだ住宅である。
- 夏の家(E. G. アスプルンド、スウェーデン)は、切妻屋根の2棟が組み合わさった形状であり、主棟に対し、居間棟をずらして配置することで、主棟にあるホール(食堂)からも海を見渡せるようにした住宅である。
- ガラスの家(フィリップ・ジョンソン、アメリカ)は、南北全面を半透明のガラスブロック壁とし、間仕切り壁にガラスやパンチングメタルを使うことで、内部まで明るい一塊の空間とした住宅である。
- バワ自邸[Number 11](ジェフリー・バワ、スリランカ)は、4軒長屋を改造・改築することにより、路地を長い回廊に置き換え、アプローチから建築物の深部に至るまでに坪庭が随所に設けられた住宅である。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は住宅の作品名とその特徴に関する問題です。
作品の写真や図と説明文を関連づけて覚えるようにしましょう。
正しいです。
バラガン自邸はメキシコに建築されたルイス・バラガンの自宅兼仕事場であり、世界遺産に登録されています。
白を基調とする簡素で幾何学的なモダニズム建築であり、庭と分かち難く結びついた内部空間、外部を内部に取り込むための庭に面した大きな窓が特徴的です。
正しいです。
夏の家はアスプルンドの小さな別荘で、スウェーデンに建築されました。
切妻屋根の2棟が組み合わさった外観で、農家をイメージしたシンプルで素朴な形態です。
居間棟をずらして配置することで、主棟にあるホール(食堂)からも海を見渡すことが可能となっています。
誤りです。
フィリップ・ジョンソンが建築したガラスの家は、広大な敷地の中に立つ別荘で、暖炉とコアによる明快な平面構成をもっています。
設問はピエール・シャローがフランスに建築したガラスの家の説明です。
正しいです。
バワ自邸はスリランカに建築されたジェフリー・バワの自宅兼仕事場です。
増改築を重ねて実施しています。
路地から置き換えられた長い回廊、アプローチから建築物の深部に至るまでに随所に設けられている坪庭が特徴的です。
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02
住宅の作品名とその特徴に関する問題です。
正しいです。
バラガン自邸(ルイス・バラガン、メキシコ)は、ルイス・バラガンの自宅兼仕事場であり、世界遺産に登録されています。
白を基調とする簡素で幾何学的なモダニズム建築であり、庭と分かち難く結びついた内部空間、外部を内部に取り込むための庭に面した大きな窓が特徴的です。
庭には、バラガン独自の色彩が施されています。
正しいです。
夏の家(E. G. アスプルンド、スウェーデン)は、小さな別荘です。
外観は切妻屋根の2棟が組み合わさった形状で、主棟に対し居間棟をずらして配置することで、主棟にあるホール(食堂)からも海を見渡すことが可能となっています。
誤りです。
設問はピエール・シャローがフランスに建築したガラスの家の説明です。
ガラスの家(フィリップ・ジョンソン、アメリカ)は、広大な敷地の中に立つ別荘で、暖炉とコアによる明快な平面構成をもっています。
正しいです。
バワ自邸[Number 11](ジェフリー・バワ、スリランカ)は、ジェフリー・バワの自宅兼仕事場です。
4軒長屋が改造・改築され、路地から置き換えられた長い回廊、アプローチから建築物の深部に至るまでに随所に設けられている坪庭が特徴的です。
作品の写真や図と説明文を関連づけて学習しましょう。
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