1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問8
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
リアクトルの設置に関する記述として、不適当なものはどれか。
- 特別高圧変圧器の中性点と対地間に接続し、地絡電流を制限する。
- 架空送電線路に並列に接続し、負荷の遅れ電流を補償する。
- 高圧進相コンデンサに直列に接続し、回路電圧波形を改善する。
- 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサ開放時に開閉器の再点弧の発生を防止する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.特別高圧変圧器の中性点と対地間に接続することで、接続していない場合に発生する地絡電流を軽減します。
2.分路リアクトルは遅れ電流を抑制するので、2.が不適切です。
3.4.直列リアクトルは高調波による系統の電圧歪みを改善します。
また、コンデンサ突入電流の抑制や遮断時の再点狐現象の防止をする効果があります。
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02
リアクトルを並列接続すると逆に遅れ電流が増加することになります。
遅れ電流を補償するには、コンデンサを接続し進み電流を供給する必要があります。
他の、1・3・4 は正しく述べています。
なお、1は消弧リアクトル接地方式、3と4は高圧進相コンデンサ用直列リアクトルにおけるリアクトルの役割を述べています。
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03
リアクトルの設置に関する問題です。
〇
中性点リアクトルは、中性点と対地間に設置され、三相電力系統に地絡などの事故が発生したときに、地絡電流を制限して異常電圧となるのを制限します。
×
電力コンデンサを送配電線路に並列の設置接続して、負荷の遅れ電流を補償し、負荷総合の力率を改善します。これによって、線路内の電力損失を押さえ、電圧降下も軽減します。
「架空送電線路に並列に接続し、負荷の遅れ電流を補償する」のがリアクトルは誤りです。
〇
直列リアクトルは、コンデンサ回路に直列に接続して、系統の電圧波形のひずみの増加を抑制し、コンデンサ投入時の突入電流を押さえます。
〇
直列リアクトルは、コンデンサ回路に直列に接続して、コンデンサ開放時に開閉器が再点弧を起こしても、電源側のサージ電圧を押さえます。
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