1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問21
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
架空送電線における支持点間の電線の実長の近似値 L〔m〕を求める式として、正しいものはどれか。
ただし、各記号は次のとおりとし、電線支持点の高低差はないものとする。
S:径間〔m〕
D:たるみ〔m〕
ただし、各記号は次のとおりとし、電線支持点の高低差はないものとする。
S:径間〔m〕
D:たるみ〔m〕
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この過去問の解説 (3件)
01
この公式は知識として覚えておきましょう。
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02
径間とは、架空送電線の支持点間の直線距離のことです。
そして、たるみとは、張力と重量とのバランスをとるために、径間より垂直下方のどれほど下がった位置に電線の最下部が来るのが相応しいかを示したものです。
適切な、たるみの近似値を求める式があり、この式から双曲線の計算をすると、支持点間の電線の実長の近似値を求めることができます。
ただ実務においても、試験においても、計算式を導き出すのは実際的ではありませんので、この問題のように実長を求める式、ならびに、たるみを求める式を覚えておきましょう。
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03
たるみのある電線の実長を求める式は、次のように表されます。
8 D2
L = S + ―――― [m]
3S
式中の、L、S、Dは問題文で与えられた通りです。
〇
正解です。近似値になりますが、電線の実長です。
×
誤りです。DとSが逆です。
×
誤りです。3と8 が逆です。
×
誤りです。分母と分子が逆です。
たるみを求めるには、電線を二次曲線と近似して、テーラー展開などによって求められます。ここではそれを紹介しても無意味ですので、式のみ覚えて下さい。
ちなみに、D = W S2 / 8 T です。
Wは電線の単位重量、Tは最低点の電線の水平張力です。
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