1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問39

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

中央監視制御装置の機能に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • スケジュール制御は、あらかじめ設定された日時、曜日等の条件により設備機器の自動発停制御を行う。
  • 発電装置負荷制御は、停電時等の発電装置立上げに伴い、設定された優先順位に従い負荷制御を行う。
  • 電力デマンド監視は、使用電力量から一定周期で使用電力を監視し、デマンド目標値を超えるおそれがある場合に警報を発する。
  • トレンド表示は、設備系統図や平面図を表示装置上に表示して、機器の状態や警報をそのシンボルの色変化や点滅で表示を行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【4】です。

【4】トレンド表示
ここでのトレンド表示とは、設備機器等の、計測、状態等を、
設定した周期でデータ収集を行い、グラフで表示したものを指し、設備機器等の状態を把握するのに使用します。
トレンド表示の説明として不適当です。

【1】スケジュール制御
日時、曜日を定め、決められたスケジュールに従い、
機器のON・OFFの制御を行います。

【2】発電装置負荷制御
自家用発電機を設置してる場合、発電機始動の際、
負荷の優先順位を決め制御する方針です。

【3】電力デマンド監視
高圧受電の電気基本料金の基準となるのが、デマンド値と呼ばれ、
30分単位の最大使用電力量です。
デマンドの最大値で翌年の電気料金が変わる為、
デマンド値を監視し、警報を発し、
目標値が超えそうな時に電力の使用を抑えます。

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02

正解は4です。

1.スケジュール制御は、登録された機能や指定したスケジュールに応じて設備機器の自動発停制御を行います。

2.発電装置負荷制御は、停電時等の発電装置立上げの際に、設定した優先順位に従い負荷制御します。

3.電力デマンド監視は、電力会社が計量しているサイクルに合わせて監視し、目標デマンド値を超えないよう制御します。

4.トレンド表示は、装置の情報をリアルタイム表示し、各装置の動きを把握できます。従って、4が不適切です。

参考になった数26

03

中央監視制御装置の機能に関する問題です。

選択肢1. スケジュール制御は、あらかじめ設定された日時、曜日等の条件により設備機器の自動発停制御を行う。

あらかじめ設定されたタイムスケジュールに従って、個別回路やグループ化かパターン化した回路を、自動的に点滅あるいは調光制御する機能です。

すなわち、設備機器の自動発停制御は、回路を自動点滅などの制御することと同じです。

選択肢2. 発電装置負荷制御は、停電時等の発電装置立上げに伴い、設定された優先順位に従い負荷制御を行う。

停電時などで発電装置の立上げに伴って、設定された優先順位に従い、負荷制御を行う機能です。

選択肢3. 電力デマンド監視は、使用電力量から一定周期で使用電力を監視し、デマンド目標値を超えるおそれがある場合に警報を発する。

現在の使用電力量から、時限終了時点の電力を予測して、デマンド目標値を超える場合には、表示パネルに警報表示して、警報を発する機能です。

選択肢4. トレンド表示は、設備系統図や平面図を表示装置上に表示して、機器の状態や警報をそのシンボルの色変化や点滅で表示を行う。

×

電力・温度・湿度などの計測値の時系列変化を、一定期間蓄積して、トレンドグラフで表示パネルに表示する機能です。

問題文は、トレンド表示ではなく、グラフィック表示の機能についての説明で、誤りです。

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