選択肢1. 振動締固めは、突固めより空隙の少ない密実なコンクリートを作ることができる。
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コンクリートの締固めは、コンクリート棒型振動機やつき棒を使って締固めます。
締固めが不十分ですと、空洞やコールドジョイントなどの欠陥ができて、コンクリート品質が悪くなります。
選択肢2. 打込み後のコンクリートの露出面は、急激な温度変化を受けないように風雨や直射日光から保護する。
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コンクリートは、打設後、急激に乾燥させるとひび割れの原因となるため、強度のあるコンクリートになるまで、湿潤状態を保ち、養生します。
そのために、硬化初期には水を与え、適当な温度を保ち、直射日光や風雨を避けるように養生します。
選択肢3. 硬化初期の期間中は、セメントの水和反応のため、乾燥した状態を保つようにする。
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水和反応は、セメントが水と接触して起こす反応です。水和反応で析出した物質は水和生成物で、それがセメント粒子間のすき間を埋めて、強度が出ます。
コンクリートは、セメントと水を混合しますが、水セメント比を適当な割合にすることで、コンクリートの強度が高くなります。
コンクリートを打設後に、硬化初期の期間中は、水を入れて湿潤状態を保ちますが、水和反応が起こるわけではなく、乾燥によってひび割れなどの不具合が出ないように、養生するためです。
乾燥した状態を保ってはいけません。
したがって、「セメントの水和反応のため、乾燥した状態を保つようにする」は誤りです。
選択肢4. 打継ぎ部は、部材のせん断応力の小さい位置に設ける。
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コンクリートの打ち継ぎは、先に打設して硬化したコンクリトに、新しいコンクリートを打設することです。一度の打設することが難しい構造物に対して行います。
継ぎ目を設ける打ち込み方が、打ち継ぎで、打ち継ぎ部は強度に影響しない部分に設けるように、最初に設計します。
したがって、打ち継ぎはなるべく少なくして、せん断応力の小さいところで行います。