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1級電気工事施工管理技士の過去問 平成30年度(2018年) (旧)平成30年度 問51

問題

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コンクリートの施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
振動締固めは、突固めより空隙の少ない密実なコンクリートを作ることができる。
   2 .
打込み後のコンクリートの露出面は、急激な温度変化を受けないように風雨や直射日光から保護する。
   3 .
硬化初期の期間中は、セメントの水和反応のため、乾燥した状態を保つようにする。
   4 .
打継ぎ部は、部材のせん断応力の小さい位置に設ける。
( 1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問51 )
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この過去問の解説 (3件)

26
正解は3です。

1.振動締固めは、型枠内に投入されたコンクリートに振動を与えることで、コンクリートを隅々まで充填し、空気(エントラップドエア)を追い出します。
そのため、突固めより空隙の少ない密実なコンクリートを作ることができます。

2.コンクリートを型枠に流し込み、固まるまでは、急激な乾燥や温度変化、風雨や直射日光をさけるために保護します。したがって正しい記述です。

3.コンクリートは、セメントと水が反応する水和反応で固まり、強度を増します。
硬化の初期段階で乾燥させると、水和反応に必要な水分が不足し、十分な強度が得られません。
したがって不適当です。

4.打ち継ぎは、硬化したコンクリートに新しいコンクリートを打設するので、コンクリートは一体化しません。
そのため、打ち継ぎの位置は構造的に影響が少ない位置、剪断力の小さい部分に設けます。
したがって正しい記述です。

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7
正解は、3 です。

コンクリートが固まるのは、水とセメントの化学反応「水和反応」によるものです。

そのため、コンクリート打設後に十分な水分を与えると共に、直射日光を防ぎ、湿潤養生をしなければなりません。

他の、1・2・4 は正しく述べています。

1

コンクリートの施工に関する問題です。

選択肢1. 振動締固めは、突固めより空隙の少ない密実なコンクリートを作ることができる。

コンクリートの締固めは、コンクリート棒型振動機やつき棒を使って締固めます

締固めが不十分ですと、空洞やコールドジョイントなどの欠陥ができて、コンクリート品質が悪くなります。

選択肢2. 打込み後のコンクリートの露出面は、急激な温度変化を受けないように風雨や直射日光から保護する。

コンクリートは、打設後、急激に乾燥させるとひび割れの原因となるため、強度のあるコンクリートになるまで、湿潤状態を保ち、養生します。

そのために、硬化初期には水を与え、適当な温度を保ち、直射日光や風雨を避けるように養生します。

選択肢3. 硬化初期の期間中は、セメントの水和反応のため、乾燥した状態を保つようにする。

×

水和反応は、セメントが水と接触して起こす反応です。水和反応で析出した物質は水和生成物で、それがセメント粒子間のすき間を埋めて、強度が出ます。

コンクリートは、セメントと水を混合しますが、水セメント比を適当な割合にすることで、コンクリートの強度が高くなります。

コンクリートを打設後に、硬化初期の期間中は、水を入れて湿潤状態を保ちますが、水和反応が起こるわけではなく、乾燥によってひび割れなどの不具合が出ないように、養生するためです。

乾燥した状態を保ってはいけません

したがって、「セメントの水和反応のため、乾燥した状態を保つようにする」は誤りです。

選択肢4. 打継ぎ部は、部材のせん断応力の小さい位置に設ける。

コンクリートの打ち継ぎは、先に打設して硬化したコンクリトに、新しいコンクリートを打設することです。一度の打設することが難しい構造物に対して行います。

継ぎ目を設ける打ち込み方が、打ち継ぎで、打ち継ぎ部は強度に影響しない部分に設けるように、最初に設計します。

したがって、打ち継ぎはなるべく少なくして、せん断応力の小さいところで行います。

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