1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問53
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問53 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄塔の基礎の種類と地盤等の状況の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
基礎の種類 地盤等の状況
基礎の種類 地盤等の状況
- 逆T字型基礎 支持層の浅い良質な地盤
- ロックアンカー基礎 良質な岩盤が分布している地盤
- 深礎基礎 勾配の急な山岳地や狭隘な場所
- マット基礎(杭なし) 支持層が深い地盤
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
1.逆T字基礎は布基礎とも言い、良好地盤で用いられます。
2.ロックアンカー基礎は良質な岩盤と建物を一体化するために用いられます。
3.深礎基礎は傾斜地や狭い敷地での施工が可能な工法です。
4.マット基礎(杭なし)べた基礎ともいわれ不動沈下を防げます。
支持層が深い地盤には用いられません。したがって選択肢4は不適当です。
参考になった数40
この解説の修正を提案する
02
マット基礎(杭なし)は、べた基礎とも呼ばれ、鉄塔の足をつなげる形で基礎を作ります。
一体化させることで不等沈下(各足の沈み方が不均一になり鉄塔が傾くこと)を防止します。
しかし問題の4のように、深い地盤に支持層があるなら、杭基礎を用いる方がより安全で経済的に施工できます。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
03
鉄塔を立てる上での、基礎の種類と地盤に関する問題です。
○
逆T字型基礎は、逆T字型のコンクリート基礎を地山を、掘削した地中に構築した後で、底を埋め戻す基礎です。比較的支持増が浅く、不等沈下の起こりにくい地盤に適しています。
○
ロックアンカー基礎は、岩盤にアンカーを定着させて引き上げ力の一部を負担させて、基礎体の縮小を図った基礎です。
岩盤にアンカーを固定するものを、ロックアンカー基礎と言い、良質な地盤にアンカーを固定させる基礎を、アースアンカー基礎と言います。
○
深礎基礎は、コンクリート躯体を孔内に構築する基礎で、急な勾配の山岳地で、鋼板で孔壁を保護して、孔の内部を円形に掘削して支持層に到達するまで掘削します。
×
マット基礎は、基礎の底面の接地圧力を減らしながら、不同沈下が起きて上部の構造物に影響を与えないように、支持層の浅い地盤に、4脚(2脚の場合もあります)の基礎床板を一体化して造り上げる基礎です。
「支持層が深い地盤」は誤りです。
参考になった数7
この解説の修正を提案する
前の問題(問52)へ
平成30年度(2018年)問題一覧
次の問題(問54)へ