1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問66

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の屋内駐車場の車路管制設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 壁掛型発券器の発券口の高さは、車路床面から1.2mとした。
  • 赤外線式感知器の発光器・受光器は、2組を1.5m間隔で設置した。
  • ループコイルは、鉄筋から60mm離して、コンクリートに埋設した。
  • 車路上に取り付ける信号灯の高さは、車路床面から器具下端で2.1mとした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

選択肢4で「車路床面から器具下端で2.1mとした。」とありますが、「車路床面から器具下端で2.3m以上」とされているので、不適当です。

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02

正解は、4です。

駐車場法施行令によれば、車路において高さ2.3m以上を確保しなければなりません。

他の、1・2・3 は正しく述べています。

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03

建築物の屋内駐車場の車路管制設備に関する問題です。

選択肢1. 壁掛型発券器の発券口の高さは、車路床面から1.2mとした。

発券機やカードリーダーの発見口と挿入口の高さは、通常、運転者が操作しやすいように、車路面から1.0 m ~ 1.3 m 以下とします。

車路床面から1.2m なので、OKです。

選択肢2. 赤外線式感知器の発光器・受光器は、2組を1.5m間隔で設置した。

赤外線発光器と受光器は2つで1組で、車路の両側の壁に向い合せに取り付け、発光器からの赤外線を受光器が正しく検出するようにします。

発光器と受光器が1組では、人が歩いても動作するため、1.5 m ~ 2 m 間隔を置いて、2組とも車路面より、0.6 m ~ 0.7 m の高さに取り付けて、2組とも赤外線が遮られたときに、車を検出します。

選択肢3. ループコイルは、鉄筋から60mm離して、コンクリートに埋設した。

ループコイル検出器は、ループコイルを車路に埋め込んでおき、車がこの上を通過したときに検出して信号を出します。

ループコイルはできるだけ浅く埋設した方が良いのですが、コンクリートのひび割れなどを考慮して、5 cm 程度の深さに埋設します。このとき、鉄筋などの金属物からは 5 cm以上離します。

ループコイルを、鉄筋から60mm離していて、50 mm以上なので、OKです。

選択肢4. 車路上に取り付ける信号灯の高さは、車路床面から器具下端で2.1mとした。

×

信号とは、車路の入口と出口に、取付けます。車路の直上に取り付ける場合は、駐車場法施行令第8条では、

【 建築物である路外駐車場の自動車の車路では、はり下の高さが、2.3 m 以上とする 】

と規定されています。

信号を設置する場合は、灯器具の下端までの高さが、車路面から 2.3 m 以上の高さが必要です

したがって、「車路床面から器具下端で2.1m」は、誤りです。

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