需要場所に施設する高圧地中電線路の管路工事に関する問題です。
選択肢1. 管路に硬質塩化ビニル電線管(VE)を使用した。
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地中電線路の管路材の種類は、次のようになっています。
合成樹脂管
硬質塩化ビニル電線管(JIS C 8430) で規定するものを使用します。記号はVE。
硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K 6741) 種類が VP の物を使用します。
選択肢2. 軟弱地盤なので、単位区間ごとに管路導通試験器を通して配管した。
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軟弱地盤で施設するときは、地盤の履歴や状況を把握した上で、管路に損傷を与えない方法で施工します。地盤の状況を把握するには、管路導通試験器の使用は適しています。
選択肢3. 防水鋳鉄管と波付硬質合成樹脂管(FEP)の接続に、ねじ切りの鋼管継手を使用した。
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地中電線管に、鋳鉄管は、地中電線路の管路材には不適です。
波付硬質合成樹脂管(FEP)は、地中電線路の管路材に適していますが、地中電線路の管の接続方法には、ねじ込み式は、鋼管だけで、合成樹脂管の接続は、スリーブ接続後にシーリング材とテープ巻きをするか、接着接合するかなどが有ります。
ねじ切りの鋼管継手は不適合です。
さらに、鋳鉄管と合成樹脂管の異種接続は誤りです。
したがって、「防水鋳鉄管と波付硬質合成樹脂管(FEP)の接続に、ねじ切りの鋼管継手を使用した」は、初めから終わりまで誤りです。
選択肢4. 管路材周辺は、小石や砕石を含まない土砂を締固め、すき間がないように埋戻した。
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管周辺の埋め戻し土砂は、管路材に損傷を与えないように、小石や砕石などを含まないものを用い、土砂には管路材に腐食を生じるものは排除します。
その上で、埋め戻し土砂は、すき間が無いように十分に突き固めを行います。