1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問76

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

接地抵抗試験に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、誤っているものはどれか。
  • 使用電圧400Vの電動機の鉄台に施す接地工事の接地抵抗値が10Ωであったので、良と判断した。
  • 特別高圧計器用変成器の二次側電路に施す接地工事の接地抵抗値が20Ωであったので、良と判断した。
  • 単相3線式100/200Vの分電盤の金属製外箱に施す接地工事の接地抵抗値が30Ωであったので、良と判断した。
  • 単相200Vの照明器具の金属製外箱に施す接地工事の接地抵抗値が40Ωであったので、良と判断した。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1・3・4
第17条第3項に
「C種接地工事は、次の各号によること。
一 接地抵抗値は、10Ω(低圧電路において、地絡を生じた場合に0.5秒以内に当該電路を自動的に遮断する装置を施設するときは、500Ω)以下であること。」とありますので、正しい記述です。

2.第28条第2項で
「特別高圧計器用変成器の2次側電路には、A種接地工事を施すこと。」
とあります。したがって、接地抵抗は10Ω以下となり、誤りです。

参考になった数28

02

正解は、2 です。

特別高圧計器用変成器の二次側電路に施すべき接地工事は、A種接地工事であるため、接地抵抗は10Ω以下でなければなりません。

なお高圧計器用変成器の二次側電路であれば、D種接地工事となり、接地抵抗を100Ω以下とすることができます。

他の、1・3・4 は正しい記述です。

参考になった数15

03

「電気設備の技術基準とその解釈」による、接地抵抗試験に関する問題です。

選択肢1. 使用電圧400Vの電動機の鉄台に施す接地工事の接地抵抗値が10Ωであったので、良と判断した。

機械器具の金属製台や外箱で、300 V を超える場合の接地は、C 種接地です。

C種接地は、10 Ω 以下です。

使用電圧が 400 V なのでC種接地です。接地抵抗が 10 Ω なので OK です。

選択肢2. 特別高圧計器用変成器の二次側電路に施す接地工事の接地抵抗値が20Ωであったので、良と判断した。

×

特別高圧計器用変成器の二次側電路の接地は、A種接地です。

A種接地は、10 Ω 以下です。

したがって、「接地抵抗値が20Ωであったので、良と判断」は、誤りです。

選択肢3. 単相3線式100/200Vの分電盤の金属製外箱に施す接地工事の接地抵抗値が30Ωであったので、良と判断した。

機械器具(分電盤)の金属製台や外箱で、300 V 以下の場合の接地は、D 種接地です。

D種接地は、100 Ω以下です。

接地抵抗値が30Ω であり、100 Ω以下ですので、OK です。

選択肢4. 単相200Vの照明器具の金属製外箱に施す接地工事の接地抵抗値が40Ωであったので、良と判断した。

機械器具(照明器具)の金属製台や外箱で、300 V 以下の場合の接地は、D 種接地です。

D種接地は、100 Ω以下です。

接地抵抗値が40Ω であり、100 Ω以下ですので、OK です。

参考になった数7