2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
1 問2
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 1 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
図のア、イは材質の異なる磁性体のヒステリシス曲線を示したものである。両者を比較した記述として、不適当なものはどれか。
ただし、磁性体の形状及び体積並びに交番磁界の周波数は同じとする。
ただし、磁性体の形状及び体積並びに交番磁界の周波数は同じとする。
- アのほうが、保磁力は大きい。
- イのほうが、最大磁束密度は小さい。
- アのほうが、残留磁気は大きい。
- イのほうが、ヒステリシス損は大きい。
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この過去問の解説 (3件)
01
保磁力は、横軸の大きさで比べます。( y軸 = 0 のとき)
よって、イの方が保磁力は大きくなります。
2.正しいです。
図より、B[T]が大きいのは、アの方です。
3.正しいです。
残留磁気は、縦軸の大きさで比べます。( x軸 = 0 のとき)
よって、アの方が残留磁気は大きくなります。
4.正しいです。
ヒステリシス損は曲線で囲む面積の大きさで決まります。よって、イの方が大きいです。
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02
横軸が磁界Hを、縦軸が磁束密度Bを表しています。
1. 横軸を切る磁界の大きさが保磁力ですので、保磁力はイの方が大きいです。
よって、1の記述は誤りです。
2. 磁束密度の最大値はアの方が大きくイの方が小さいです。
3. 縦軸を切る値が残留磁気(磁束密度)ですので、アの方が大きいです。
4. ヒステリシス損はヒステリシス曲線の囲む面積ですので、イの方が大きいです。
したがって、不適当な記述は1です。
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03
保磁力とは、磁化された状態から磁化されていない状態に戻すのに必要な磁界の強さを指します。
ヒステリシス曲線において横幅が広いほど、保磁力が大きいことになります。
以下、ヒステリシス曲線から特性を読み取るポイントを挙げます。
最大磁束密度は、ヒステリシス曲線の縦幅が広いほど大きいことになります。
この図ではアの方が大きいことが分かります。
残留磁気の大きさは、各曲線と縦軸が交差する点の場所で示されます。
この図ではアの方が大きいことが分かります。
ヒステリシス損とは、ヒステリシス曲線で囲まれた部分の面積で示されます。
この図ではイの方が大きいことが分かります。
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